サイゾーpremium  > 特集  > 巨匠の出世作からアカデミー賞受賞作まで─...

──当特集【1】では、イタリア・マフィアの歴史を中心に、裏経済への影響や権力者とのつながりについてリポートしてきたが、やはり身近にマフィアを感じるときといえば、彼らを題材にした映画を観たときだろう。その中でも出色の作品を、マフィア映画評論家・山田吐論氏に選んでもらった。

1006_toron_book.jpg
山田吐論氏が著した『実録マフィア映画の世界

 今でこそ珍しくないイタリアやアメリカを中心としたマフィア映画だが、かつては製作者側にとって「タブー」だった。

「あの『ゴッドファーザー』でさえ1作目は出資会社がマフィアから脅迫され、公開に当たって莫大な金を支払ったと言われています。現に作中では"ファミリー"という言葉は出ても、"マフィア"という単語は一度も出てこない。ですが、作品が大ヒットすると、ある種紳士的に描かれたマフィア像に彼らも喜んだのか、『もっとつくってくれ』と続編を望んだらしいですが」(映画評論家・山田吐論氏)

 マフィア映画には、史実をもとに製作されたものが珍しくない。今日のマフィア像をつくり出した『ゴッドファーザー』の主役の親子も、ニューヨークで大ボスとして活動したシチリア系のボナーノ親子がモデルとなっている。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ