サイゾーpremium  > 特集2  > 速水健朗氏がパーソナリティから分析──"...
1005_P104imag.jpg
店名やTシャツ、メニューなどに漢字や筆文字を多用し、"和文化"を誇張するところは、少しヤンキー文化に通じるものがある。

──経歴や経験に左右されない、開業への敷居が低いことも特徴となっているラーメン業界。自身のヤンチャぶりを武勇伝として語る店主も多いが──犯罪と彼らのパーソナリティにも何か関係はあるのだろうか? 若者文化や、ラーメンの歴史・業界背景に詳しい速水氏に聞いた。

 ラーメンと犯罪の関係を「店主のパーソナリティ」から見るためには、業界のムード、空気感を知る必要があるでしょう。かの業界は、不況下の日本では特異なほど、自由かつエネルギッシュな空気感に満ちています。まず、外食産業で大手の寡占化が進む中、個人商店がこれほど元気な業界はほかにない。たとえばハンバーガーならマクドナルドが7割のシェアを誇るのに対し、ラーメン店は個人商店が8割を占めていますからね。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ