──国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」で活動する鈴木 亮氏に、エコイベントのカラクリやメディアの責任について話を聞いた。
企業に限らず、政府やNGOを含めた日本のエコ活動は、どんどん悪いほうへ向かっていると感じます。その顕著な例が、毎年都内で開かれている某巨大エコイベントですね。ソニーやキリンビールなど、多数の企業が協賛して金を落とし、参加NGOを取り込んでいますが、それで結局何を訴えるのかといえば、わが社のエコ製品を買ってください、という一点に尽きる。その一方で、企業に苦言を呈することで問題の根本解決を目指すアドボカシー(提言)型のNGOは敬遠され、それらには金が流れなくなっているんです。