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第1特集
各専門誌編集長に聞く超極地的スキャンダル【6】

「月刊秘伝」──スキャンダラスな格闘界を背に"生ける伝説"が見せた離れワザ

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朝青龍のマネージャーのブログ。

 格闘技業界では、石井慧選手の総合格闘技への転身や朝青龍の引退騒動など、世間を騒がせるようなニュースが飛び交いましたが、格闘技文化自体は今、非常に成熟してきているんです。90年代初頭から、K-1、総合格闘技などがテレビで人気を博すようになり、観る側の「格闘技」をすえる幅はグングン広がりました。エンターテインメントとしての格闘技もスポーツとしての格闘技も、みんな、フラットに楽しめるようになってきたんですよ。しかし、格闘技とは勝敗の行方が注目を集める、「勝負論」「観客論」をベースにしたもの。一方、私たち「秘伝」が取り上げるのは、伝統空手、合気道、柔術、剣術、居合など、勝敗を争い、競うものではありません。ここ数年は、K-1などで活躍した平直行、極真空手の数見肇ら、プロ引退後に武道に傾倒していく格闘家もいます。時にスキャンダラスなトピックが飛び交う格闘界とは一線を画し、求道的な世界で武道に励みたいという人たちがまだいるというのは、我々にとって大きなニュースでしたね。

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