サイゾーpremium  > 連載  > 高須基仁の「わたしは貝になりたい」  > 映画賞受賞の笑福亭鶴瓶、彼が突き抜けた理...
連載
高須基仁の暴言・放言・妄言録 私は貝になりたい 第55回

映画賞受賞の笑福亭鶴瓶、彼が突き抜けた理由は、あの髪の毛にあった!?

+お気に入りに追加
1004_takasu.jpg
イラストレーターのエンドケイプさんが描いてくれた私の似顔絵。「BUBKA」(コアマガジン)の連載に使われている。人間、ハゲたらカツラをかぶるか、すべてをさらけ出すか……。私は小倉を批判している手前、カツラはかぶらず、最近はボルサリーノをかぶっている。

 ここ数年、空前のお笑いブームといわれている。私は常々、笑いとは「くだらなさ」であると思っている。私生活も含めて、そのくだらなさの究極を行っていたひとりが、私もよく知る、故ポール牧。そして、現役のお笑いの中では電撃ネットワークの南部虎弾である。

 電撃ネットワークは今年結成20周年を迎え、2月26日から3月28日までオーストラリアでツアーを敢行している。今も彼らの体を張った過激な芸は、海外でも大人気。まさにやりたい放題、治外法権である。

 もうひとり、突出的な人物がいる。南部と同じ(!)58歳の笑福亭鶴瓶である。『ディア・ドクター』で09年度ブルーリボン主演男優賞を受賞。今年度は『おとうと』で助演男優賞を獲るんじゃないだろうか。

 鶴瓶の笑いは露悪にある。その点は、南部と共通している。鶴瓶は70年代、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)出演中に陰部を露出し、出入り禁止となったという逸話を持つ(03年に出入りが解禁になった)。そんなエピソードは数知れず、フジテレビでも露出したことは記憶に新しい。

 鶴瓶の究極の露悪は、なんといっても髪の毛。あいつはハゲ頭を平気でさらしている、南部も髪の毛を剃った特徴的なスタイルをしている。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ