私は生きているが死んだも同じ。ということで先日、「デスマスク」を8体ほどつくって息子、娘ら親族に贈った。(実際は、生きているので「ライフマスク」だが)。
以前、本誌(08年7月号)でTOSHIと対談した。そのとき「サングラスを取ったTOSHIの顔、けっこういいな」と思った。
そのときすでにTOSHIは広告塔となっていた自己啓発セミナー「ホームオブハート」をめぐる裁判で、紀藤正樹弁護士や被害を訴える女性らと泥沼の状態になっていた。それのいい悪いはさておき、TOSHI自身は浄化されてるような印象を受けた。うさんくささはどこにも感じなかった。金の話は一切せず、信仰の問題もそれなりに語り、TOSHI with T-EARTHというバンドを組んでいるとうれしそうに語った。そのとき、間違いなく彼は「存在していた」。
昨年12月の初め、TOSHIの奥さんから連絡が入った。よくわからないが「高須さん、味方してください」と言う。私はTOSHIとの関係もあるし、TOSHIの背後も全部わかっているので対応のしようもなく、そのままにしていた。
その結果が、今回の離婚、自己破産の報道である。あれだけX JAPANで儲けたにもかかわらず、なぜ自己破産や離婚せねばならないのか。"教祖"であるMASAYAに絡んだ話だけではないと私は見ている。"教祖"以外にも搾取した勢力がいるのではないか。