日経は、特別ページを設けるなどして、「日経電子版」を大々的にアピール。さてさて、結果はどうなりますことやら……。
なんだかんだと盛り上がった2月のバンクーバー五輪。当然、報道する側の大手新聞社も熱戦を繰り広げた。各社共に、自社サイト内に五輪特設ページを開設、現地から記者が24時間体制で速報をひたすら送り続けたのである。
そんな大手紙の中でも、特に五輪報道に力を入れていたのが毎日新聞で、ネット専用の原稿を送る記者まで派遣し、Twitterなども駆使した充実した五輪ネット報道を展開した。通常ならば新聞社側が対価を受け取る「Yahoo!」向けの配信記事も、今回は無償で供給、大手紙の中でもかなり多くのページビュー(PV)を稼ぐことに成功したのだ。しかし、同紙関係者は笑顔もなく「収益には、ほとんど結び付かなかった」と明かす。