――吉本興業が、投資会社クオンタム・エンターテイメントと6月1日に合併。非上場会社として新たなスタートを切ることになった。そんな状況下、吉本関係者の悩みの種は、中田カウスに対する金属バット襲撃事件が解決していない点だ。
吉本興業のHPより。
カウスが、何者かに金属バットで襲撃されたのは昨年1月。その後、脅迫電話や脅迫状が吉本側に届き、5月には同社所属の漫才コンビ「コメディNo.1」の前田五郎が、捜査線上に浮上していることが報道された。その後、事件の続報はなされていなかったが、皆が忘れかけた3月3日、吉本の会長や社長に向けた脅迫状が届くという事件が起こった。いったい捜査はどうなっているのか? 同社に近い関係者は「吉本は、今でも犯人検挙に向けて、大阪府警と連絡を取り合っているようです。ただ、どうも当局が捜査に本腰を入れてないようで、吉本もいら立っています」という。その一方で、「警察の腰が引けている理由は、予想はついているんですけどね」と、次のように事件の構図を説明する。