──ブスがモテヒエラルキーにおける弱者なのは、どこにいっても同じこと──。
『アグリっ娘』
作:小日向/発行:テラ出版
価格:690円(税込)
いくらマンガフリークでも、なかなか手を出さないだろう「ゲイコミック」。その中で今、ぜひご一読いただきたいのが、ゲイ雑誌「バディ」に不定期連載中で、08年8月に単行本化もされた『アグリっ娘』。"ブスでゲイ"の親友コンビ・アヅサとテルミが、ゲイ社会における美醜のヒエラルキーに翻弄されつつ、それに立ち向かう姿を描いたラブコメディなのだが、ゲイの間で「リアルでおもしろい!」と評判なのだ。あえて「ブス」を題材にした理由を、作者の小日向氏に伺ってみた。