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超問題作『Chill Out』を再構築! DJヨーグルトのエレガントな野心

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音楽著作権

著作者が無断で楽曲が利用されるのを禁止できる権利。利用を許可する際には使用料を徴収できる。写真のJASRACは、著作権の信託を受けて、利用料の徴収と権利者への分配などを行う。
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DJヨーグルト氏。(写真/細倉真弓)

 多彩な選曲に定評のあるDJヨーグルトが相方コヤスと共作したKLF『Chill Out』のトリビュート盤を今年3月に発表する。本誌読者には、そんなリリース情報はタブーと無縁に思えるだろうだが、まずはKLFと同作品について述べたい。

 ビル・ドラモンドとジミー・コーティから成る英国のユニットKLFは、1987年に結成。無許可でABBAの楽曲をサンプリング(過去の音源の一部を引用し新たな楽曲を制作する手法)して訴えられたり、PV撮影のためにミステリー・サークルを捏造したりと、著作権やモラルを蹴散らして数々の問題を起こした彼らは、90年にアルバム『Chill Out』を発表。これもプレスリーやフリートウッド・マックをはじめ幾多の既成音源が無断でサンプリングされていたが、フィールド・レコーディングした羊の鳴き声や汽車の走行音などをそれらと同等に曼荼羅のごとくコラージュした、アンビエント・ミュージック(≒環境音楽)の傑作として知られる。またレイヴ・カルチャーにおいて、ダンスで火照った客の体を冷ます意味で「チルアウト」という言葉は概念化し、そうした機能の音楽をつくる者たちが続々と現れた。

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