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第1特集
「プリウスで業績回復なるか!?」は過去の遺産──

トヨタ不振のシワ寄せを食った愛知に拡大する"二次災害"とは?

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──一昨年から生産工場の稼働停止や派遣切りを引き起こし、日本全体にも大打撃を与えたトヨタショック。プリウスの好調な売り上げにより、上昇し始めたかのように見えるが──。いまだ止まない子会社や関連会社への2次被害。その現状とは?

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今年の世界生産計画を、749万台と発表したトヨタ自動車。2009年より100万台以上多いこの700万超えの台数は、サブプライムショック以前の、同社が好調だった時期と同水準の数字である。"100年に一度の大不況"を、わずか1年足らずで簡単に脱出してしまったというのだろうか?

「確かに、昨年の1~3月には、1日の国内生産台数が8000台レベルにまで落ち込んだのですが、9月以降は1万5000台にまで回復。昨年の3月までは正社員も休日が増えましたが、4月以降は元通りだったんですよ」と、トヨタの現社員A氏は語る。

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