──政権交代後の官僚バッシングが続く中、沖縄密約疑惑など、これまでタブーとされた政治問題が表に出始めている。また一方で、果敢に内部告発に踏み出す官僚も出現。それらを世に問うた書籍を紹介しながら、官僚の行く末を考える!!
一昔前は、「暴露=芸能界や政界スキャンダルのぶちまけ」(主に金と下半身系)というのが定番だった。
ところが、世間でコンプライアンスがやかましくいわれるようになった頃から、風向きが変わり始めた。「暴露」に「内部告発」という衣が着せられ、社会に有益な行為として認識されるようになったのだ。その結果、それまで各界がひた隠しにしてきた不正行為や公にできない事実が、次々と白日の下に引きずり出された。