メディアの本分は「タブー破り」今後もスポンサータブーに挑み続ける!!
佐高 信 社長[金曜日]
佐高 信社長
(写真/田附愛美・田中まこと)『買ってはいけない』が200万部を超える大ベストセラーとなり、社会現象にまで発展したのが10年前。以降、社会のゆがみの本質を突き、数少ない"左翼系出版社"として孤高の存在であり続ける金曜日。その現在について、経済評論家としても知られる社長の佐高信氏を直撃した。
──御社の中核事業である、雑誌「週刊金曜日」の現在の売り上げはいかがですか?
佐高 信(以下、佐) このご時世ですし、右肩下がりです。もともと読者層の年齢が高いので、その方たちが年々寿命で……ということもありますが、それに加えて若い読者層があまり増えてこない。ここが悩ましいところです。
──雨宮処凛さんが「週刊金曜日」編集委員に招聘されたり格差社会問題を扱った書籍『怒りのソウル』【9】を発行されているのは、読者層拡大を狙ってということもありますか?
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