[事件の概要───3]
07年11月に離婚した泰葉と春風亭小朝。折を見て小朝批判を繰り返してきた泰葉だが、9月頃から自身のブログで小朝を「金髪豚野郎」と呼ぶなど、ますますエスカレート。その後、泰葉は、小朝に脅迫メール数百通を送りつけていたことや母親に勘当してもらったことを自ら明かす一方、歌手活動に精力的に取り組み始めている。
今年後半の芸能ニュースの顔となった泰葉。春風亭小朝との騒動は一段落を見せ、その後の彼女は、仕事も増え、CDデビューも決まり、災い転じて福となすといった感じだが、この一連の騒動を陰で操っていたとされる男たちが、ここにきて明らかになっている。
「泰葉は22年ぶりとなる新曲『お陽様よほほえんで』をリリースしたんですが、発売元であるつばさレコーズが、今回の騒動の"仕掛け人"ではないか、といわれているんです。新曲を売るためのプロモーションだった、との声も一部で出ていますね」(スポーツ紙芸能記者)
特に、泰葉と小朝の関係が泥沼状態になったことは事実だが、それをメディア受けするように、告白会見を開かせたり、寒空の下、日比谷で野外ライブを開かせたりした背景には、つばさレコーズの意向が働いているというのだ。
つばさレコーズは、女性歌手・川嶋あいらが所属するレコード会社。しかも、一部では、「あまりに密なので、同社の若手幹部が泰葉の新恋人ではないか、なんて噂が出ました」(音楽関係者)
一度閉鎖した自身のブログを、11月半ばから携帯サイト「モバゲータウン」で再開した裏側にも、泰葉の歌を若年層に訴求していきたいというレコード会社の思惑があるようだ。さらに、このブログで泰葉は、エージェントと契約したことを報告。このエージェントもつばさレコーズの関連会社で、彼女の歌手活動も、全面バックアップしていくようだ。そのためか、過激発言が売りのはずのブログも、歌手活動への意気込みを書いたものばかり。エージェントとの契約で、「金髪豚野郎」といった過激発言を今後は一切行わないという条項も入っているという。
さらに、泰葉の背後には電通の社員の存在も。この電通マン、野外ライブでは泰葉に寄り添い、マスコミを仕切るなど、彼女から絶大な信頼を得ている模様。
「今後は彼にCMやテレビのブッキングを頼むのではないか、と見られていますね」(テレビ関係者)
メディアを熟知したこうした取り巻きに囲まれて、泰葉は今度もメディアに話題を提供していくことになるだろう。そのひとつとして、大晦日に行われるプロレス「ハッスル」に泰葉を出場させようと画策する動きも出てきたわけだ。
しかし、その一方で、海老名家の崩壊は止められそうもなく、結果的にそれを誘因した泰葉の言動が批判を浴びることになるかもしれない。取り巻きにとっては、それがいちばん怖いことだ。落語関係者が明かす。
「小朝を擁護した母・香葉子さんに勘当してもらっただけではなく、正蔵、いっ平との関係も切れてしまっているようだ。特に正蔵は、小朝との仲介役に入り奔走したが、泰葉はこれを一蹴。顔を潰された正蔵は、その後、泰葉と連絡を取っていないようですよ」
また、いっ平も泰葉に呆れ果てているとされる。女性誌デスクが語る。
「いっ平は来年の3月に小朝のプロデュースで『林家三平』の襲名披露を控えている。泰葉はいっ平に『あまり小朝に傾倒しすぎるな』といっているという話ですが、彼からすると、『いい加減にしてほしい』と、さすがに激怒していると聞いていますよ」
現在、泰葉を支えるスタッフたちも、いつまでこの「風雲児」についていけるだろうか?
(編集部)