ついに大手メディアの再編劇が始まった。11月26日、毎日新聞と共同通信は記者会見で、来年4月から毎日が共同の加盟社となり、国内ニュースの配信を受けるなど包括的な提携を結んだと発表した。
「毎日新聞が地方紙連合の仲間入り」。同じ全国紙の看板を掲げる朝日新聞はこんな見出しで報じている。なるほど、大手紙の牙城から毎日がガタガタと崩れ落ちる瞬間だったのかもしれない。
「加盟により、毎日は来年4月から共同が配信する国内ニュースを共同クレジットなしで自社取材の記事のように掲載できるから、発表ものを共同に任せることができる。すると、記者クラブなどに配置した記者たちを大量に減らすことが可能。要は、体のいいリストラ策の前哨戦なんだ」(毎日関係者)