(写真/三浦太輔 go relax E more)↑画像をクリックすると拡大します
イギリスはマン島(正確には、自治権を持つイギリス王室属国)の片田舎から来た、14歳にして自らのオタク属性を最大限に表現する英国人美少女、ベッキー・クルーエル。マンガやアニメなど、日本のオタク文化をこよなく愛する彼女が今年5月、同人ミュージシャン・太郎の名曲「男女」をBGMにダンスする動画をYouTubeにアップ。すると、"可愛いにもほどがある"と、瞬く間に日本でPV数が跳ね上がり、再生回数計330万回(10月現在)を記録した。以後、あっという間に、日本でのDVDデビューが実現したという。「まさか自分が日本で有名になれるなんて!」と興奮気味のベッキーだが、そもそも日本のオタカルチャーに興味を持ったきっかけは?
「11歳の頃、本屋さんで『フルーツバスケット』(白泉社)という日本のマンガを見つけて、ハマっちゃったの。それからテレビアニメ版の『フルバ』を観始めて、日本のアニメを観るようになったのよ。日本のマンガやアニメは、今まで私が観てきたイギリスのものとは全然違うから、本当に新鮮!!」
その後、ベッキーの関心は次第に動画へとシフト。アニメソングや同人音楽に合わせて自らダンスする動画をYouTubeに投稿するようになる。
「女の子たちが『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディング曲『ハレ晴レユカイ』に合わせてダンスする動画をYouTubeで観て、楽しそうだから私もやってみたくなったの。でも、いざ踊ってアップロードした動画を観てみたら、恥ずかしくて死にそうだった。だってすごく下手だったんだもん! 今はダンスもバッチリ。歌には自信がなかったんだけど、やってみたら楽しかったから、歌手としても活動したいわ!」
故郷のマン島では、アニオタは皆無。日本で有名だと言っても、友達は信じてくれないのだとか。「AKB48やBuono!、しょこたんも好き」というベッキー、"ポップアイドル界の黒船"と呼ばれる日も遠くない!?
(文/岡島紳士、遠藤麻衣)
べっきー・くるーえる