15時3分の美女。「身近にいそうな美人」って感じがして味わい深い。
美少女や可愛い女性を利用した新しいメディア、最近なんだか盛り上がってますね。中でも本誌が注目したいのは、コレ!
「bijin-tokeiであなたは1分間の恋をする。」というキャッチコピー。1分に1枚、1日1440枚の美女の写真が時間を知らせてくれる「美人時計」が今話題を呼んでいる。
今年1月にGoogle Gadget版がリリースされ、現在、利用者は7万人越え。5月にはiPhone版がリリース、販売開始直後から有料アプリのランキングでエンターテインメント部門のカテゴリー1位に、総合でも2位に入る人気アプリとなった。「美人時計」の仕組みはいたってシンプル。1分に1枚、美人が時刻表示のボードを持った写真が表示される。ただそれだけだ。だが、このガジェットはシンプルなメディアだからこその幅広い可能性も秘めている。
株式会社美人時計の代表取締役・早剛史氏は「美人時計を世界市場を意識したメディアとして展開していきたい」と語り、現在はなんとパリの女性たちを撮影中だという。iPhone版の紹介ページにも日本語圏以外のユーザーへ向けたこんなメッセージが掲載されている。
「『bijin』は日本語で美人の意味です。東京の渋谷、原宿、表参道などのストリートを歩いている一般の美女に声をかけて撮影しました。東京のリアルクローズを見ることができます」
5月のiPhone版リリースに続いて、Mac Widgetのリリース、アメーバピグとのタイアップ企画、マクドナルドとのタイアップ企画、mixiアプリのリリース、FM放送局や地方のテレビ局とのコラボ企画など、この新しいメディアは次々と活動の範疇を広げていっている。
興味深いのは、「美人時計」が誕生した経緯。ある1人のカメラマンが収支や採算も考えずに趣味と情熱で撮り貯めた美女たちの写真からスタートしたのだという。最先端なデジタルガジェットである「美人時計」だが、その発端は、作り手の美女に対する愛情と情熱というプリミティブな衝動から生まれているのだ。