"おバカ系キャラ"、知的な "かしこ系"キャラに続き、今度はかつて不良だった"元ヤン系アイドル"キャラが芸能界でブレイクしている。芸能プロ関係者が話す。
「男女問わず、ヤンキーキャラは使い勝手がいいんですよ。バラエティ番組で口喧嘩をさせてもいいし、ヤンチャな過去から更生した経緯をドキュメンタリータッチでお涙頂戴風に紹介してもいい。また、タレント本人にしても、どんなにバカなことをやっても許されるうえ、不良ならではの体育会系ノリは好感度が高い。ある芸能プロダクションなんて、暴走族のイベントにわざわざスカウトを送り込むなど、人材の発掘に躍起になっていますよ」
さて、アイドル界で現在活躍する元ヤンキャラと言えば、タレントの木下優樹菜とグラビアアイドルの渡辺万美が有名だが、一方で武闘派な過去を隠し続けている芸能人も数多くいるという。実は、日本を代表する歌姫の浜崎あゆみもそのひとり。彼女が高校生時代に通っていた堀越高校の後輩が語る。
「浜崎のひとつ上の先輩に市川海老蔵がいたんですが、ものすごいワルだったんですよ。渋谷でチーマー狩りはするわ、学校内でもしょっちゅうケンカをするわで、先生からも怖がられる存在だったんです。そんな彼と当時深い仲だったのが、まだ売れないアイドルだった浜崎。海老蔵の威光をバックに、彼女も同級生や後輩の女のコにケンカを売るなど、まるでスケバンみたいな暴れっぷりでしたね。2年の時に中退しているんですが、みんなホッとしていましたよ(笑)」
演技派女優として頭角を現している岩田さゆりも、地元・静岡県の中学時代は荒れまくっていたという。
「14歳で芸能界入りするまでは、武闘派ギャルとして有名な存在。いつも怖そうなオトコとつるんでいて、ショッピングセンターのフードコートによくたむろっていましたよ。地元では、暴走族に入っているってウワサもあったくらいです」(元同級生)
また、高校の同級生は次のように語る。
「池袋にある通信制の高校に通っていて、オフの日はギャル服を着て池袋や渋谷界隈で遊び回っていたようです。六本木のクラブにも入り浸っていて、KAT-TUNの田中聖とイチャイチャしていたのを目撃したこともありますよ」
女性ファッション誌「PINKY」(集英社)の専属モデルで、女優の佐々木希は、ヤンキー時代に撮ったと思われるプリクラがネットに流出。金髪でタバコをくわえ、写真には「ミスドでいっぷく」という文字が書き込まれていた。
「実は彼女は元ヤンだったことを隠していないんですが、事務所がカミングアウトにストップをかけているんです。その証拠に、インタビュー取材で行った際、彼女は、昔、ヤンキー雑誌の『チャンプロード』に自分で応募して、写真を載せてもらったことがあるんスよぉ〜って自慢気に話していたんですが、所属芸能プロからは『絶対に記事にしないでくれ』ってストップをかけられました(笑)」(アイドル誌ライター)
かつて、日本最大と言われる暴走族ブラックエンペラーの総長にまでのし上がったタレントの宇梶剛士は当時の回顧録を出版し、話題となった。だが、女性タレントはイメージが悪化するからか、カミングアウトは難しいようだ。だが、さらにヤンキータレントブームが盛り上がれば、堂々と明かすことができる......ハズ?
(編集部)