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なんでもバラエティ化にはもううんざり!?

"松村騒動"の裏にもフジテレビへのブーイング

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多くの報道陣が集まった退院会見。心肺停止の報道を受けて、「マラソン翌日は、デイリースポーツ以外のすべてのスポーツ紙で一面を飾りました」と笑いを誘った。(撮影/水野嘉之)

 4月3日、東京マラソン走行中に心肺停止に陥り、救急車で病院に運ばれたタレントの松村邦洋が退院、都内で記者会見を行った。麻生太郎首相やビートたけしのモノマネを交えた会見は、終始歓迎ムードで進行。会見直前にレギュラー出演中の高田文夫のラジオ番組『ラジオビバリー昼ズ』へ電話出演した縁もあり、番組を放送しているニッポン放送のスタジオが会見場として使用されたが、系列局のフジテレビでは3月22日の東京マラソン中継をめぐってこんな話があった。

「当日、松村が倒れたのは午前11時半。生中継をしていたフジは放送中、事故を把握しておきながらそのことに一切触れず、一報を打ったのはレース終了後。今年は浜田雅功をメインMCに据え、ワッキー、エド・はるみなど、"チーム吉本"と称した芸人が出場し、バラエティさながらに大会を中継していたため、不幸な報道を自主規制した、と見る向きもありますよ」(スポーツ紙記者)

 さらには、その番組構成にもブーイングが聞こえている。

MEMO松村騒動
3月22日に行われた東京マラソンにおいて、タレントの松村邦洋がスタートから約15キロ地点で倒れ、一時意識不明になった。現場で自動体外式除細動器による処置を受け回復、そのまま入院した。

「注目は、フジの人気女子アナ・平井理央の出場。自身の出演番組で声高に東京マラソンをPRしていましたが、当日は護衛スタッフが取り囲み厳戒態勢、しかもファンがカメラを向けると、スタッフが手でレンズを隠したりするなど、彼らの横暴が目立ちましたね。『そこまでするなら、出なきゃいいのに』と中継関係者も苦笑いでした」(同)

 昨年、日テレが生放送をした東京マラソンの平均視聴率は約20%、今年は約12%......なんでもかんでもお笑いに転換するお得意の"バラエティ手法"は、さすがに飽きられたか?

(編集部)


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