ぶっちゃけ、U-12アイドルのファンたちは、何を考え、アイドルたちをどう見ているのか? 当事者たちに話を聞いた。
明らかに「大きなお兄さん」をターゲットにした低年齢アイドル雑誌も多いが......。
──低年齢アイドルを好きになったのは、いつ頃でしょうか?
A 17歳の時、チャイドルブームだった97年くらいからです。
B 26歳の時に、同じくチャイドルブームからですね。
C 86年あたり、20歳で、当時小6だった後藤久美子がきっかけですね。その後はCMやドラマに出ている子役を追いかけるようになり、今は、地デジ番組をパソコンで長時間録画して、必要な部分だけ編集して保存してます。
A 「録画」は、子役ヲタにとって重要な問題ですよね。
B 昔いちばんひどかった時は、常にビデオデッキを2台回しっぱなしにしてました。当時ニートだったんですが、起床後は即、録画したものを再生、内容を確認ですね。一方で録画しつつ、一方で編集。起きてる間は、果てしなくこの作業を続けてましたね。
A エアチェック地獄ですね。
B 昔、とある子役ヲタの友人の部屋に行ったところDVデッキが10台ほど録画中で、雑談なんかしてると数十分おきに録画が終わった「ガチャッ」という音がするんです。で、その度にテープを交換してて。なんかの工場みたいでしたね。
A 激務ですよね。お金は、もらえないけど(笑)。
──そこまで録画に追われていて、「自分は何してるんだろう?」とかは思わないんですか?
B 常に(笑)。「オレはビデオを録るために生まれてきたのか?」という気持ちになります。
C どうせほとんど見返さないですしね。僕が死んだら「子役資料館」を作ってほしいです。
──やはり、お好みの年齢、みたいなものはあるんですか?
A ありますよ。僕は、小4から中2あたりかな。
C 小4以下ですね。
B 小2から小5。僕の場合、話したいとかコミュニケーションを取りたいとかいう欲求はなくて、見てるだけで十分なんです。鑑賞用ですね。
A そういえば、「小5最強説」ってありますよね。低年齢アイドルファンにとって、ベスト年齢は小学校最後の1年間、つまり小6です。でも、小6は1年で終わってしまう。ところが、小5タレントのファンになれば、『来年はいよいよ小6だ』という楽しみ方ができる。さらには、その余韻としての中1まで、都合3年間もエンジョイできる。だから、低年齢アイドルは、小5からファンになるのがベスト、なる理論です(笑)。
──な、なるほど……。ちなみに、その……読者がいちばん気になるところだと思うのですが、いわゆるムズムズした欲求というようなものもお持ちなのでしょうか?
A う~ん、ないと言えばウソになりますね。
C 私もそうですね。
B 僕は、そういうのはほとんどないんですよ。成人女性に対してもそう。20歳前半から、いわゆる性欲自体、ほとんどなかったので。
A 仙人ですね。
B アガペーに近いです。決してエロスではない(笑)。
──は、はあ……。では、過激なジュニアアイドルDVDなどは、どういうふうにご覧になってますか?
B 可愛いな、とは思うけど、性衝動には結び付かないですね。多少の嫌悪感すら感じることもあります。それだったら、可愛い衣装を着て踊ってるほうが、見ていてはるかに心地いいですね。
──ぶっちゃけ、「ロリコン」と言われても構いませんか?
A まったく。まごうことなきロリコンだと思いますよ。
B 私もそうでうすね。
──このご時世、「ロリコンだ」と声高には言えないですよね?
B もちろん。でも私、犯罪などは絶対に起こさない自信がありますね。あくまでも自分のファンタジーですし、それをわかっているつもりです。
C 一部の事件みたいな形で爆発しちゃう人って、ごくごくまれだと思います。あれはもう、僕らとはまた別人種という気がする。
B 確かに。とにかく僕は、ロリコンならばロリコンとしての生を全うする覚悟です。これからも、低年齢アイドルを追っかけ続けようと思います。
A・C 私もです。