──元JALのCAで、合コンでお相手した企業は150社以上!の自称"合コン総研アナリスト"水谷が、実地調査(=合コン)をベースに上流メンズを辛口ジャッジ!
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【今月のターゲット】電通
広告代理店最大手の電通。前回は、業界内に轟く、同社の豪放なメンズたちの素行を調べるため合コンを開催するも、彼らの磨き抜かれた芸と紳士的な態度に、ちょっと拍子抜けした合コン総研の水谷。いやいや実態はこんなものではない! と疑うことをやめない本誌と水谷は、メンバーを変えて、合コンに挑むことに──。
前回の電通への合コンでは、当コラムに書かれることを警戒してか、電通メンは終始お行儀のいい態度。そのため、編集長から「ならば、相手を変えて、再び電通を調査せよ!」との指令が......了解! 合コン総研・水谷、出勤します!!
ということで、今度は活きの良さそうな電通●●局の若手社員を中心に合コンをセッティング。六本木のカジュアルダイニングで、4対4でスタートしました。飲み放題付きゆえの無礼講が期待できます。
ところが、電通メンのテンションを高めようと、合コン総研が誇る美人アナリストたち(友人のCAなど)を揃えたことが、かえって彼らの緊張を煽ってしまったようです。
「休日は何しているの?」「好きな女性のタイプは?」......といった女性陣からの質問を、かの新婚女優よろしく、「別に」と一蹴。プライドの高さなのか、それとも場慣れしていないのか、いずれにせよ、こんな態度をプライベート合コンでされたら、「明日は早朝フライトの子がいるので、ここらへんで失礼します」と、さっさと損切りするところです。しかし、今回はそうはいきません。そこで水谷は奇策に打って出ました。
「ゲームをしましょう。この中でいちばんエッチだと思う人は誰? みんなで一斉に指さしてね♪」
こんな下ネタを振った瞬間から、ノリが一変。「ウォー!!」と叫び、食いついてきたのは、●●局配属の20代半ばのゴジラキャラのG君。
このG君、ラクビーで鍛えたマッチョ体形。大の雑誌好きゆえ、雑誌局を希望したら、「雑誌局にお前が来たら、ほかに誰も来なくなる」と言われ、体育会系色が強い現在の局に配属になったのだそう。
一方、「最近、加圧トレーニング始めたんスよ。俺の部署には虎(のように怖い部長)がいるから、腕っ節強くしとかないと、やってらんないッスよ」と言いながら、モヤシのような細腕で力コブをつくってくれたののも、同じく●●局のA君。ゴジラや虎がいる部署って......(汗)。
場が盛り上がってきたところで、二次会のカラオケへ。電通メンズは「マンピーのG★SPOT」や「あー夏休み」を熱唱。しかも、耳を覆いたくなるような淫らな放送禁止用語を交えた替え歌を歌うこともしばしばでした。場は完全に電通ペース。お酒に弱い水谷もグイグイ飲まされ、徐々に壊れ気味に。「ゲッツ!」や「コマネチ」などの古〜い一発ギャグを連発して、場を沸かせました。
こんな水谷のおバカっぷりに電通メンもヒートアップ。前回報告した「華麗なる一気」の数々を披露し、盛り上がりが最高潮に達したところで本領発揮。電通メンは次々と服を脱ぎ、上半身をさらけ出しました。
さらに......この場での露出はここまででしたが、メンのひとりが携帯を取り出し、電通に伝わる禁断の宴会芸「チョンマゲ」映像を公開したのです。 そこには、仁王立ちする男性のシンボルが、目の前にしゃがむ男性の頭の上にチョコンと......。おおー、これぞチョンマゲ! ほかに、シンボルを囲むジャングルにライターで火をつける、「○毛ファイヤー!」なる荒業もあるそうです。
これでこそ電通。あっぱれなほどの乱れっぷりです。しかしながら、彼らは自覚しているはずです。不景気になると、会社が真っ先に削減するのは3K=交際費、交通費、そして広告費ということを。今期の電通の売上高は約5%減、営業利益は約20%減の見通し。それに伴う役員報酬カットや、業績連動給与による所得低減で、炎上していくのは股間ではなく、懐であるということを。
こんなときこそ、過去の成功スキームや伝統にとらわれることなかれ。これから電通を背負って立つ若者たちには、「CHANGE!」「YES、WE CAN!」のエールを合コン総研より愛を込めて送ります。
[今月の合コン必勝服]
前回に引き続き、代理店マンが喜びそうな露出系ワンピをセレクト。年下の男の子たちには、黒を基調とした大人の色気テイストが効果的♪
水谷 舞(みずたに・まい)
大学卒業後、日本航空入社。NY、パリ、ミラノ便など、国際線ビジネス、ファーストクラスを中心に約5年間乗務。現在はレポーター、女優業の傍ら、「合コンは最高のエンターテインメント」をモットーに、"合コン総研アナリスト"として活躍中。公式ブログ