公明党への嫌がらせに見せて、実はラブコール !?
先月30日、麻生総理は、当面の経済対策を優先するため、衆院の解散を先送りすることを示唆した。面白くないのは、来年の都議選に備えるために、早い時期に衆院選を済ませたかった公明党だ。同党は最後まで自民党に年内解散を迫ったが、結局は先送り案を受け入れた。その裏には、民主党の公明党への執拗な揺さぶりがあった。
「民主党は先月21日に衆院選の2次公認を発表したけど、小沢一郎代表の国替えの場所は未定のまま。公明党の太田(昭宏)代表の東京12区や、冬柴(鐵三・元国交大臣)さんの兵庫8区は空けたままだから、ここから出馬するという話もある。このため、公明は、選挙応援部隊をどこに投入すればいいか的を絞れずにいる」(自民党関係者)