DVD『アキレスと亀』
最新作『アキレスと亀』は、評価が高かったわりには、興行収入は振るっていないビートたけしこと北野武。次回作は、絶対にハズせないということか、ヒット作『座頭市』に続けとばかり、『丹下左膳』をモチーフにした時代劇を撮るといわれている。しかし、主演はたけしではなく、"大衆演劇のホープ"といわれる早乙女太一。それゆえ、たけしに近い関係者は、次回作の製作に二の足を踏んでいるという。
「早乙女のバックに、Sさんという浅草ロック座の女性オーナーがついているからなんです。97年度に、たけしは浅草芸能大賞をもらっているのですが、その選考にSさんがかかわっていた縁で2人は接近。Sさんは、勝新太郎のタニマチをしていたことから、『座頭市』の映像化権を持っていた。これをたけしに映画化させたのも、Sさんの意向だったんです」(芸能プロ関係者)
さらに『座頭市』がヒットしたことで、両者の距離はそれまで以上に近くなった上、Sさんのたけしに対する発言力が増していったようだ。