音楽が合法的にネットから無料で手に入る。
そんな流れには、日本のレコード会社も抗え
ないだろう。
──CDの売り上げ減が叫ばれて久しいが、この世から音楽がなくなることはない。音楽ビジネスのモデルが大きく変わろうとしているだけだ。大手SNS「マイスペース」が開始した新サービスは、その変革の方向性を決定づけるものになるのだろうか──。
アメリカの大手SNS「マイスペース」が提供する音楽配信サービス「マイスペース・ミュージック」(MSM)が9月24日、全米でスタートした。
これは驚くべきサービスだ。現在発売されている楽曲の大半が、無料で聴けてしまうのである。ただ残念なことに、現時点でのサービス提供地域はアメリカ国内だけで、日本は含まれていない。日本国内でのサービス開始については「来年度に向けて検討中」とアナウンスされている。