休載のお知らせとこれからの話
―― 突然だけど、今回をもってこのコラム欄を休載することにした。同じ雑誌に2本の連載は締め切り的にも、話題のチョイス的にもさすがにちょっとやりづらい、というのが主な理由だが、強いて意味付けをするのなら、僕...
―― 突然だけど、今回をもってこのコラム欄を休載することにした。同じ雑誌に2本の連載は締め切り的にも、話題のチョイス的にもさすがにちょっとやりづらい、というのが主な理由だが、強いて意味付けをするのなら、僕...
―― この原稿を書いている7月初旬、安倍政権が憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認する動きを見せている。僕個人は、こうした動きはあまりにも性急であり、手続き上も当然許されることではないと思う。
―― 去る5月、岩手県で行われたAKB48の全国握手会で、ファンを装った20代の男性が握手の列に並び、服の中に忍ばせていた刃物でメンバー達に斬りつけるという凶行に及んだ。メンバー2名と警備員1名が負傷し、...
―― この原稿を書いている5月初旬現在、マンガ『美味しんぼ』(小学館)をめぐる状況が逼迫している。問題となっているのは福島第一原発を訪れた主人公(山岡士郎)が、帰京後に鼻血を出すという描写だ(「ビッグコミ...
―― 3月31日、フジテレビの看板番組であり、昼のバラエティの定番『笑っていいとも!』が32年間の歴史に幕を閉じた。個人的には同番組を面白いと思ったことは一度もない。しかしこの番組の終了は何か、この国の文...
―― 去る2月24日、AKB48グループの「大組閣祭り」が行われた。「組閣」とはグループの各チームを再編成し、バランスを再調整、キャプテン等のまとめ役の人事異動を行うことを指す。
―― 日本テレビ系ドラマ『明日、ママがいない』が、いわゆる児童養護施設の描写を巡って批判を浴び、ファンタジー路線への変更を余儀なくされた。作中の児童養護施設の現実とは乖離した描写が視聴者の誤解を呼び、児童...
―― 先日、高校の同窓会に出かけてきた。15歳で出会った僕らも35歳、堂々たる中年だ。自然と集まった当時親しかったグループのテーブルで、今は某商社に勤めるMと話し込んだ。Mは言う。「宇野がやってることは確...
―― この2013年という年を総括するのなら、それは社会が変わるという機運が大きく後退した1年だった、と言わざるを得ない。昨年末の衆議院に続き、今年夏の参議院においても自民党が大勝し、向こう数年は自民党に...
―― AKB48の最新シングル「ハート・エレキ」(10月30日発売)には、表題曲に加え「快速と動体視力」というカップリング曲が収録されている。この2つの楽曲はともにある種の恋愛観、ひいては人間観を歌いあげ...
―― ほとんど社会現象と化していたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が最終回を迎えた。最終回直後の正直な感想を述べさせてもらえれば、僕はこの作品を仮に「採点」するなら100点満点で98点をつける。しかし、...
―― 僕の友人でもある元NHKアナウンサー・堀潤の初の著書『僕らのニュースルーム革命』(幻冬舎/書影欄外)が刊行された。堀は『ニュースウオッチ9』や『Bizスポ』などのニュース番組で知られたアナウンサーで...
―― さる7月21日に行われた参議院選挙は、大方の予測通り自民党の大勝に終わった。この結果をもたらした原因については当然、さまざまなものが考えられる。アベノミクスへの率直な期待と評価、政党ごとの支持率が充...
―― 先日、ある新聞社から取材を受けた。インターネット選挙運動の解禁で政治はどう変わるのか、というテーマだった。具体的には来るべき参議院選挙において、どのような効果が見られるのか、という話の、それも僕から...
―― この号の「サイゾー」が発売される数日後に、僕の4冊目の単著が発売になる。『原子爆弾とジョーカーなき世界』――これは月刊「ダ・ヴィンチ」(共にメディアファクトリー)の連載(の最初の一年分)を一冊にまとめ...