> 連載  > 宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第10回

ヌルいちょうちん記事を書いて、糊口をしのぐ物書き「御用ライター」

――  突然だが、この連載は今回で最終回だ。でも安心してほしい。単に、キーワードを考えるのが面倒になったので、フリーお題のコラムに切り替えるだけだ。今までこの連載に腹を立ててきた皆さんの自意識にとって、こ...

ヌルいちょうちん記事を書いて、糊口をしのぐ物書き「御用ライター」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第9回

ネオリベ自己啓発系女子「カツマー」 VS 彼女たちを妬むヒガミ系女子「カヤマー」

――  勝間和代と香山リカの論争が話題を呼んでいる。経済評論家の勝間和代が最近立て続けに出版している「向上」を説く人生指南本に、精神科医の香山リカが噛み付いて論争になったのだ。そして僕は最近、なぜかこの「...

ネオリベ自己啓発系女子「カツマー」 VS 彼女たちを妬むヒガミ系女子「カヤマー」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第8回

「コンテンツ派」VS「アーキテクチャ派」

――  先日、久しぶりに格ゲー(『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の最新作)をやった。相手は友人の情報環境研究者・濱野智史(29)。弱かった。っていうか弱すぎた。彼の後輩の生貝君が応援に駆けつけて、後半は...

「コンテンツ派」VS「アーキテクチャ派」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第7回

09年最後を締めくくる!"『応用』知識"特別版「ゼロ年代」

――  ゼロ年代、と呼ばれた10年が終わる。国内カルチャーにとってこの10年は、古いものがどんどん無効化され、新しいものが次々と勃興していった時代だった。たとえば、90年代のサブカルチャーは某出版社が象徴...

09年最後を締めくくる!
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第6回

カルチャー目シブヤ科ジイシキ属「サブカル守旧派」

―― 「サブカル」という言葉が苦手だ。もちろん「サブカルチャー」の略語としての「サブカル」じゃない。90年代前半の(広義の)渋谷系サブカルチャー的「自意識」を指す「固有名詞」としての「サブカル」だ。理由...

カルチャー目シブヤ科ジイシキ属「サブカル守旧派」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第5回

ナンパ目カルチャー科ロハス属「森ガールハンター」

―― 「森ガール」という言葉がある。ゆるゆるワンピースに、ニットのモコモコした帽子をかぶり、首からはいつもトイカメラを下げていて日常生活の何げないワンシーンをパシャリ。つまるところ、ぷち文化系&スローラ...

ナンパ目カルチャー科ロハス属「森ガールハンター」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第4回

ダンカイ目オヤジマッチョ科ムッツリ属「ハルキ中年」

――  知人にKさんという人がいる。フリーの編集者で小説家志望。某文芸誌新人賞の最終選考に残ったこともある実力派で、私も何度か投稿前の作品を見せてもらって意見を述べたことがある。いずれもなかなかの出来で、...

ダンカイ目オヤジマッチョ科ムッツリ属「ハルキ中年」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第3回

OL目オチャクミ科マケイヌ属「ドリカム症候群」

――  先日、ある音楽誌の仕事で、「ドリカム」について対談した。あまり思い入れがないアーティストだったけれど、アルバムをまとめて聴き返してみると面白く、対談も大いに盛り上がった。そこで気になったのが、今ド...

OL目オチャクミ科マケイヌ属「ドリカム症候群」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第2回

リーマン目ムノー科シャカイハガンオタ属「自信のない35歳団塊ジュニア症候群」

――  昔、友人の先輩で、ちょっと苦手な人がいた。彼(仮にAさんとしておこう)は37歳独身の会社員。ガンダムや平野耕太のマンガが大好きなオタク中年だ。ミリオタ(軍事オタク)でもあり、サバイバル・ゲームのチ...

リーマン目ムノー科シャカイハガンオタ属「自信のない35歳団塊ジュニア症候群」
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宇野常寛の「現代用語の『応用』知識」第1回

ヘテロマッチョ類ルサンチマン科ブログ論壇に多数生息「弱めの肉食系」

――  何年か前の話だが、私の先輩が所属するサークルで、ちょっとしたストーカー騒ぎがあった。彼らは江戸川区を中心に活動する、フットサルのサークルだった。そこにMさんという40歳くらいの独身中年男性がいた。...

ヘテロマッチョ類ルサンチマン科ブログ論壇に多数生息「弱めの肉食系」
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2024年11月号

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