> 連載  > 小原真史の「写真時評 ~モンタージュ 過去×現在~」
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

台湾と内地観光団(中)

―― 台湾総督府の植民地官僚たちは、山岳部で抵抗を続ける「生蕃」と呼ばれた原住民を統治するために、彼らを日本本土に呼び寄せて、見学させる内地観光事業を考案した。台湾からの「内地観光団」は、1897年から19...

台湾と内地観光団(中)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

台湾と内地観光団(上)

―― 新元号になったからといって昭和の記憶が突然遠のくわけではないし、都合の悪い過去がリセットされるわけでもない。連日マスメディアで報じられている「2000年以上の歴史をもつ天皇制」という時代錯誤の言説は、...

台湾と内地観光団(上)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

マッカーサーと昭和天皇(4)

―― 日本人に敗戦の事実を突きつけ、その屈辱を刻印したとされるマッカーサーと昭和天皇の会見写真は、3枚撮影された中の1枚であった。これまで緊張した昭和天皇が直立不動でマッカーサーの隣で写っているとされてきた...

マッカーサーと昭和天皇(4)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

マッカーサーと昭和天皇(3)

―― 韓国・仁川にある小高い丘の上に「自由公園」という名の公園がある。清と日本の租界の名残をとどめるチャイナタウンを抜けて丘を登ったところにある、韓国で最初の西洋式公園だ。この場所にダグラス・マッカーサーの...

マッカーサーと昭和天皇(3)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

マッカーサーと昭和天皇(2)

―― 戦前、戦後を通じて数々のカメラの前に立ってきた昭和天皇のもっとも有名な写真は、おそらく連合国軍総司令部(以下、GHQ)のダグラス・マッカーサー最高司令官との会見写真ではないだろうか。この歴史的な写真が...

マッカーサーと昭和天皇(2)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

マッカーサーと昭和天皇(1)

―― あと数カ月で平成も終わろうとしているが、昭和が終わった日のことは、よく覚えている。当時小学生だった私は、友人のA君宅で昭和天皇崩御のニュースをひとしきり見た後にテレビゲームで遊び、夕方帰宅した。夜にな...

マッカーサーと昭和天皇(1)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

地上最大のショー(下)

―― チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を公表してから3カ月後の1860年2月、興行師のP・T・バーナムは、自身がニューヨークで経営するアメリカン博物館で「What is it ?(これは何者?)」と題さ...

地上最大のショー(下)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

地上最大のショー(中)

―― 興行師のP・T・バーナムが1842年にニューヨークに開館させた「アメリカン博物館」に出演していたフリークの中でも、小人症の「親指トム将軍」ことチャールズ・シャーウッド・ストラットンは、もっとも知られ、...

地上最大のショー(中)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

地上最大のショー(上)

―― 昨年、アメリカでヒットしたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(監督:マイケル・グレイシー)が日本でも公開され、話題となった。本作は19世紀に活躍したショー・ビジネスのパイオニア、フィニアス・...

地上最大のショー(上)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

焼け跡のツーリズム(下)

―― アメリカ占領下の1949年に出版された『LIVING HIROSHIMA』という写真集がある。広島県観光協会が企画・発行した英語の写真集で、制作は東方社の後身・文化社が依頼された。表紙にはウサギを抱い...

焼け跡のツーリズム(下)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

焼け跡のツーリズム(上)

―― 1945年の敗戦に伴い、戦中に対外宣伝を担っていたさまざまな組織が再出発を余儀なくされた。対外宣伝グラフ誌の「FRONT」を発行していた出版社・東方社もそれまでの制作物や資料などを焼却し、同年11月に...

焼け跡のツーリズム(上)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

「人類館事件」と博覧会(下)

―― 1903年に大阪の天王寺で開催された第五回内国勧業博覧会の場外余興・学術人類館では、3月10日の開館後も展示内容をめぐってゴタゴタが続き、場当たり的な軌道修正がその都度行われた。開館前には清国、そして...

「人類館事件」と博覧会(下)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

「人類館事件」と博覧会(中)

―― 1903年、大阪・天王寺で開催された第5回内国勧業博覧会の場外余興として「人間の展示」が行われた。この「学術人類館」を企画した発起人は、西田正俊という実業家で、彼と展示対象となった人々とが一緒に写った...

「人類館事件」と博覧会(中)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

「人類館事件」と博覧会(上)

―― 2025年の万国博覧会の開催国決定が、約半年後に迫っているという。1855年の万博を皮切りに幾度となく国際博覧会を開催してきたパリは、「フランスの納税者がリスクを負わないという保証がない」と立候補を辞...

「人類館事件」と博覧会(上)
連載
写真時評~モンタージュ 現在×過去~

2つの朝鮮

―― 見開きで並べられた2枚の写真がある。どちらも似たようなシチュエーション、被写体、構図で撮影されたものだが、何かが少しずつ違う。それもそのはず、片方は韓国で、もう片方は北朝鮮で撮影されたものだからだ。菱...

2つの朝鮮
サイゾープレミアム

2025年2月号

「本」の教科書

「本」の教科書
    • 森永卓郎が挑んだ【3つのタブー破り】
    • 騙されない【政治リテラシー】を高める良書
    • NMB48安部若菜【アイドルを描く】こと
    • カオス【歌舞伎町】の今を伝える本
    • 【ラッパーDABO】の血肉となった5冊
    • 令和の【ジャニーズ告発本】から考える
    • 草下シンヤが語る【ヒット本と裏社会のトリセツ】
    • 【香典返しカタログ】の現在地
    • 【スピリチュアル・陰謀論】のヤバい本

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【Palette Parade】新メンバーが加入して勢いが加速中!
    • 【Charlu】国内のヒップホップ・シーンに風穴を開けた才女の眺望
    • 【田野優花×かれしちゃん】人気コスプレイヤーが体験したファーストキスの味は?
    • 【BAKU】琴線に触れるサウンドとの邂逅を促す匠のスキル
    • 【沖田臥竜×藤井道人】記録的ヒットで第二幕を閉じた快作

連載

    • 【マルサの女】いくみ
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【工藤スミレ】秘蔵カット公開!
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【橘和奈】和洋折衷グラビア
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ