> 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【16】

【プリンス】黒いアメリカが最も愛す男?「俺たちの殿下」を考える

――  ジェイミー・フォックスといえば、みなさんにとっては俳優、なのだろうか。ワシにとっての彼は、あくまでもコメディアンなのだが。

【プリンス】黒いアメリカが最も愛す男?「俺たちの殿下」を考える
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【15】

【ナイル・ロジャース】色白一族の黒羊に生まれて……ディスコ名匠の硬骨物語 

――  ブラウン・ペーパーバッグ・テストというものをご存じだろうか?日本ではすっかりビニール袋に取って代わられた感があるが、かつて買い物の際に商店で供されていた、薄茶色の紙袋。それが「ブラウン・ペーパーバッ...

【ナイル・ロジャース】色白一族の黒羊に生まれて……ディスコ名匠の硬骨物語 
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【14】

【ボーン・サグスン・ハーモニー】――さらば、歌う悪党軍団!その名に秘めたホネ信仰

――  屌という漢字がある。これは、「クール」「オーサム」「かっこいい」を表す台湾俗語だ。しかし! 本来はこれ、男性の陰部を意味する漢字だったという。けしからんことに、それが転じて、なぜか「かっこいい」の意...

【ボーン・サグスン・ハーモニー】――さらば、歌う悪党軍団!その名に秘めたホネ信仰
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【13】

【50セント】――強面ラッパーの商魂は脱力と爆笑の彼方に

――  やしきたかじんの話をしよう。今年1月に世を去った彼は、80年代から死の間際まで、地元・関西でおそれられる存在だった。ヤーさんライクな外見に加え、「テレビ番組の生放送中にセットを破壊し、そのまま帰宅」...

【50セント】――強面ラッパーの商魂は脱力と爆笑の彼方に
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【12】

【マライア・キャリー】――あの自意識過剰歌姫は悩める混血少女だった

――  ナチュラルボーン・リピーターなワシは、気に入ったものを何度も反芻するクセがある。その対象となっている映画のひとつが、96年の『ガメラ2 レギオン襲来』だ。子どもだまし(それはそれで好きだが)ではなく...

【マライア・キャリー】――あの自意識過剰歌姫は悩める混血少女だった
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【11】

死せるポップ王の帰還! マイケル・ジャクソンとソニーの愛憎40年

―― 「ビルボード」誌で記者を務めた大物黒人音楽評論家のネルソン・ジョージが指摘した、ヒップホップ世代の病理は……「ビジネスマインドの際限なき肥大化」だったろうか。要するに、ラッパーが自らの音楽キャリアに集...

死せるポップ王の帰還! マイケル・ジャクソンとソニーの愛憎40年
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【10】

百獣王を題材に読み解くオタク×黒人という必然 

―― ハワイではキカイダーが地元のヒーローとして愛されている。フランスでは、『UFOロボグレンダイザー』が人気を集めるあまり、原作者の永井豪に同国の勲章が授与されたという。失礼ながら、各ジャンルの「ワン・オ...

百獣王を題材に読み解くオタク×黒人という必然 
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【9】

あの改名男、次なる挑戦 怪獣語尾はファンクの印!

――  怪獣名の欧文表記について考えてみたい。ガメラはそのままGamera。ラドンは、ちょっとヒネってRodan。しかしゴジラは……Godzillaなのだ。知ってる人も多かろうが。「ゴリラ(とクジラ)」とい...

あの改名男、次なる挑戦 怪獣語尾はファンクの印!
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【8】

「R&B=セックスBGM」を体現する絶倫巨匠の20年史

――  この前のツアーでは、俺が「It Seems Like You’re Ready」を歌うたびに女性客のパンティーが乱れ飛んでいた。俺が天啓を感じたのは、ある晩、飛んできた下着が俺の手首に着地したときだ...

「R&B=セックスBGM」を体現する絶倫巨匠の20年史
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【7】

虎と獅子の戦場を逃れてゲリラの娘は英国で開花

――  ネコ科の大型動物の分布から始めよう。『ジャングル大帝』にしろ、(自分の権利にはうるさいが他人の権利には無頓着なディズニーによる)『ライオン・キング』にしろ、ライオンといえばアフリカというイメージが強...

虎と獅子の戦場を逃れてゲリラの娘は英国で開花
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【6】

白銀の国が生んだ異才が米ラップ界を揺るがす!

――  カナダ人はアホだ。ヤツら、外出時に銃を携帯しないんだぜ。アルファベットを「エーからゼッドまで」と覚えてるし、気温を摂氏で言いやがる。ヘラジカの肉を食べながらホッケー見てる連中だ。確かに、カナダは保険...

白銀の国が生んだ異才が米ラップ界を揺るがす!
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【5】

アンドロイド馬鹿一代! ブレない美女は未来志向

――  00年代後半。ビヨンセやらリアーナやら、黒人女性アーティストたちがこぞってリーゼントにした時期があった。もちろん、その流行はさほど続かず、リアーナは赤毛(ほか)になり、ビヨンセは脱色ブロンドざんばら...

アンドロイド馬鹿一代! ブレない美女は未来志向
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【4】

太めDJの出世劇に見るトーク至上国家USA

――  DJキャレドという人物をご存じだろうか? いまアメリカで「DJ」を名乗る人間のうち、最も影響力を持つ男だ。このDJキャレド、つい先日はMTVのカメラに向かって、当代きっての人気女性ラッパー、ニッキー...

太めDJの出世劇に見るトーク至上国家USA
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【3】

ゲットーと少林寺の絆! 真説、米黒人(ハート)カンフー

――  クエンティン・タランティーノ・プレゼンツと銘打たれた異色のカンフー映画。それは、本国アメリカでは昨年11月公開済みなのに、ここ日本では8月3日にようやく封切られた『アイアン・フィスト』だ。異色と呼ぶ...

ゲットーと少林寺の絆! 真説、米黒人(ハート)カンフー
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【2】

伝説の英黒人シンガー復帰 「大福」刺青には理由がある

――  いつだったか新宿で、右寄り小市民の皆さんによるデモ(?)に出くわした。彼らが掲げる看板に書かれていたのは、「最近、なんか中国人が多くない?」という文句。ははは、それが決めゼリフだとしたら、日本人のパ...

伝説の英黒人シンガー復帰  「大福」刺青には理由がある
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ