> 連載  > 稲田豊史の「オトメゴコロ乱読修行」
連載
オトメゴコロ乱読修行【28】

妻は夫を蔑み、憐れみ、そして破綻する……夫婦仲が破綻するわけを読み解く、最悪の教本『ブルーバレンタイン』

―― 筆者が会社員だった10余年前、当時40代の取引先男性がこんなことを言っていた。「共働き夫婦が結婚して1~2年もたてば、仕事の愚痴以外に話すことも一緒に取り組むこともなくなるから、注意したほうがいいよ」...

妻は夫を蔑み、憐れみ、そして破綻する……夫婦仲が破綻するわけを読み解く、最悪の教本『ブルーバレンタイン』
連載
オトメゴコロ乱読修行【27】

血みどろの夫婦喧嘩。なぜ女性は、泣き叫ぶのかをリアルに描く【『レボリューショナリー・ロード』】

―― 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のDVDのジャケットには、タバコの警告表示よろしく「パートナーとの関係を破壊するおそれがあります」と大きく書いておくべきだ。

血みどろの夫婦喧嘩。なぜ女性は、泣き叫ぶのかをリアルに描く【『レボリューショナリー・ロード』】
連載
オトメゴコロ乱読修行【26】

【『ラ・ラ・ランド』】は、童貞中年男がよだれを垂らすポルノ・ムービーだった!?

―― 今年のアカデミー賞で14ノミネート、6部門を受賞し、ミュージカル映画としては異例の大ヒットを飛ばしている『ラ・ラ・ランド』。国内外のマスコミ・文化人による絶賛の嵐を経て、日本公開から間もなく2カ月。各...

【『ラ・ラ・ランド』】は、童貞中年男がよだれを垂らすポルノ・ムービーだった!?
連載
オトメゴコロ乱読修行【25】

【『ドラえもん』】ドラえもんに登場する女子は、誰も彼も“めんどうくさい――”結局誰が正解なのか?

―― 私事にて恐縮だが、『ドラえもん』及び藤子・F・不二雄作品が死ぬほど好きである。好きすぎて、先日著書まで出してしまった(記事下部参照)。というわけで今回は若干の番外編として、『ドラえもん』に登場する3人...

【『ドラえもん』】ドラえもんに登場する女子は、誰も彼も“めんどうくさい――”結局誰が正解なのか?
連載
オトメゴコロ乱読修行【24】

【『東京ラブストーリー~After 25 years~』】まるでマルウェア! 男の人生をボロボロにしても自分の爪痕を残したい赤名リカの呪い

―― 「赤名リカ女子」と呼ぶべきタイプの女性が、各世代に一定の割合で潜伏している。赤名リカとは、1988~90年に連載されたマンガ『東京ラブストーリー』のヒロインの名前。リベラルな帰国子女で、性に奔放。自己...

【『東京ラブストーリー~After 25 years~』】まるでマルウェア! 男の人生をボロボロにしても自分の爪痕を残したい赤名リカの呪い
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【23】

【『紙の月』】 不倫女は“男に飢えた下半身のユルいアバズレ”なのか?

―― 振り返れば、2016年は猫も杓子も不倫の年だった。ゲスの極み乙女。・川谷絵音×ベッキーを皮切りに、桂文枝、乙武洋匡、宮崎謙介元衆院議員、ファンキー加藤、石井竜也、三遊亭円楽、荻上チキ、中村橋之助、浦沢...

【『紙の月』】 不倫女は“男に飢えた下半身のユルいアバズレ”なのか?
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【22】

【『逃げるは恥だが役に立つ』】『逃げ恥』に見え隠れする、「能力で圧倒されたら困る」男と就活失敗高学歴女子の絶望

―― 原稿執筆時点で第7話までが放映されているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』、通称『逃げ恥』が、会心の高視聴率をキープしている。

【『逃げるは恥だが役に立つ』】『逃げ恥』に見え隠れする、「能力で圧倒されたら困る」男と就活失敗高学歴女子の絶望
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【21】

【『ノルウェイの森』】村上春樹が「やれやれ」ぼやく文化系の股間を熱くする文学的な男女交際の末路

―― ここ数年、秋の風物詩といえば、村上春樹の「ノーベル文学賞とるとる詐欺」だが、今年も安定のスルー。そんな村上作品を1冊だけ読んでハルキストを気取りたいなら、とりあえず『ノルウェイの森』で間違いなかろう。...

【『ノルウェイの森』】村上春樹が「やれやれ」ぼやく文化系の股間を熱くする文学的な男女交際の末路
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【20】

【『東京タラレバ娘』】憧れ女性を口説くには、自己評価暴落中のアラサーを狙うべし!?

―― 2015年・16年度「このマンガがすごい!」オンナ編第2位の『東京タラレバ娘』(東村アキコ・著/講談社)が、来年1月に吉高由里子主演でテレビドラマ化される。アラサー女子の傑作自虐コメディにして、女子研...

【『東京タラレバ娘』】憧れ女性を口説くには、自己評価暴落中のアラサーを狙うべし!?
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【19】

【『ホットロード』】「メンタル複雑系女子」に疲れ果てた反動か「元ヤン女子」の癒やし効果

―― NHKの朝ドラ『あまちゃん』(13)で大ブレイク後、いろいろあった能年玲奈が、「のん」に改名して再出発したのは、今年7月。今後もいろいろあるだろうから、今のうちに希少な主演作を観直しておかねば……とい...

【『ホットロード』】「メンタル複雑系女子」に疲れ果てた反動か「元ヤン女子」の癒やし効果
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【18】

クソ正しいフェミ臭漂う『かぐや姫の物語』からこぼれるのは、高畑勲翁のミソジニー!?

―― 8月といえば終戦記念日。終戦記念日の風物詩といえば、ジブリアニメ『火垂るの墓』(88)。その『火垂るの墓』を監督した高畑勲が、『竹取物語』のプロットを下敷きに描いたのが、ジブリ版「女の一生」こと『かぐ...

クソ正しいフェミ臭漂う『かぐや姫の物語』からこぼれるのは、高畑勲翁のミソジニー!?
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【17】

『秒速5センチメートル』――「初恋の人に操を立てる」は童貞男の自己弁護。新海誠新作はオッサンのAVか?

―― 世の中には2種類の女性がいる。新海誠作品を許せる女性と、新海誠作品に「キモい」「マジ無理」と吐き捨てる女性だ。今回は後者のオトメゴコロについて考えたい。

『秒速5センチメートル』――「初恋の人に操を立てる」は童貞男の自己弁護。新海誠新作はオッサンのAVか?
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【16】

女性にとって元カレは、幼児のときにお気に入りだったイチゴのパンツ程度の存在。

―― 「女は上書き保存、男は別ファイル保存」

女性にとって元カレは、幼児のときにお気に入りだったイチゴのパンツ程度の存在。
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【15】

「岩井映画のヒロインは健気」という童貞男のグロテスクな妄想

―― 90年代からゼロ年代前半を映画少年として過ごした30~40代の一部にとって、映画監督・岩井俊二は神だ。その理由は、主演女優の童貞キラー属性の高さにある。

「岩井映画のヒロインは健気」という童貞男のグロテスクな妄想
連載
フィクションで解剖――オトメゴコロ乱読修行【14】

『(500)日のサマー』――惚れた弱みに付け込む最凶の悪女と、騙される「運命じゃない」男問題

―― 4月からの新生活といえば家具、家具といえばIKEA。IKEAに足を踏み入れてみると、家族連れと同じくらいカップルが多い。つまり「IKEAデート=僕と君の未来シミュレーション」であり、「このソファ、密着...

『(500)日のサマー』――惚れた弱みに付け込む最凶の悪女と、騙される「運命じゃない」男問題
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ