【平野宏周】王道ヒーローから悪漢へ! エクストリームな“サメ忍者映画”で俳優として新境地!!

――特撮オールスターで送る“斬るか、喰われるか!?”の超絶バトル映画は、信頼する監督との絆を強く感じさせる現場でもあった。

(写真/You Ishii)

2020年の『ウルトラマンZ』で主人公のナツカワ ハルキを演じ、その後のシリーズにも登場するなど当たり役となった平野宏周。そんな彼の新たな出演作は、王道ヒーローから一転、夢の「特撮オールスター作品」でありながら「忍者とサメのドリームマッチ」という衝撃の怪作。4月14日に公開されたばかりの映画『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』だ。 

同映画はそんな平野と『仮面ライダーゴースト』で主演を務めた西銘駿がW主演し、『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダー電王』などに出演してきた中村優一が敵役を務める。さらに『ウルトラマン』『仮面ライダー』『パワーレンジャー』などのシリーズを手がけた坂本浩一監督がメガホンを執るという、特撮界のスターが集結した作品だ。

江戸時代を舞台に、呪術で操られた巨大ザメの退治に挑むワケありの用心棒・潮崎小太郎(平野)の姿を描いた物語で、小太郎はハルキと性格や境遇が大きく異なるダークヒーローだ。平野にとっていままで演じたことがない役柄だが、そうと思えないほど堂々たる“悪漢”ぶりを見せつけている 

「僕は小さい頃から、王道の主人公よりも『NARUTO -ナルト-』でいえばサスケ、『ドラゴンボール』でいえばベジータとか、悪役っぽい魅力があるタイプが好きだったんです。だから、今回の小太郎役はテンションが上がって楽しみながら演じられました。坂本監督が『最初から合うと思ってたよ』と言ってくださって、それが自信になって思い切りやらせていただけましたね」

役にも反映された平野の高揚ぶりは、坂本監督との絆が大きく影響している。

「坂本監督は『ウルトラマンZ』でも担当していただいたんですけど、こんなにもすごい映像を作られる方なんだって印象が強く残っていて、またぜひご一緒できたらという気持ちがずっとありました。なので、坂本監督から今作のお話をいただいたときは本当にうれしかったです。今回の撮影でも、殺陣の後に首をどう残したほうが〝決まる〟のかなど、細かい部分の見せ方まで教えていただけてとても勉強になりました」

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