――数々のマンガ原作の実写映画化作品で濃いキャラクターを演じてきた女優が、新たに挑むのは“正統派ヒロイン”!
(写真/三浦太輔[go relax E more])
「原作が大好きだったので、この仕事が決まったときは『推しを自分が演じるなんて、本当に現実?』と思いました」
そう語るのは、7月から放送中のドラマ『彼女、お借りします』(ABCテレビ/テレビ朝日)に出演する女優の桜田ひより。本作は「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の同名のマンガが原作である。
同じくマンガが原作の実写映画化作品では、これまで『映像研には手を出すな!』で音響部の超マニアックな少女・百目鬼、『おそ松さん』でツルピカ頭の男児・チビ太のアニメのようなテンションを実写で自然に体現してきた。
「『映像研〜、』の現場では乃木坂46のお三方が演じる空気を確認してから、百目鬼の持つ異様な雰囲気を出すために、会話のテンポを遅らせたり、小さい声でボソボソ話したりしてみました。自分のお芝居で『相手にどんな化学反応が起きれば、原作の雰囲気に近づけるのか』を予想するんです」