――SNS総フォロワー数80万超の2.5次元モデルとして活動しているあまつまりなが、歌手「AMATSU」としてデビューシングル「世界が終わるその瞬間だけは」を3月31日にリリース。
歌手デビューを果たしたことに伴い、4月10日には「ヴィレッジヴァンガード 渋谷本店」で発売記念リリースイベントを開催。自身初のマスコミ囲み取材を実施した。
作詞に挑戦、受け身な恋愛ソング
「歌手デビューは、もともと小さい頃から歌うことが大好きで、ずっとやってみたいなと思っていたんですが、まさか実現できると思っていなくて、今回デビューすることができて嬉しいですし、ありがたく思っています」と、歌手デビューに対する想いを語ったAMATSU。
今回の楽曲が完成し、アーティストとして自身の歌が発売・配信されたときの心境を、次のように明かした。
「デビューまでずっと不安でしたが、それまでに事前予約の告知なども含めて、いろいろやることがあって、デビュー当日も『デビューしたんだなあ』って感覚はありつつも、結構せわしなく終わってしまった印象ですね。アーティスト『AMATSU』のほうのファンクラブ『AMATSU FUN BASE』でイベントを開催したときに、やっと実感が湧いてきたなという感じで。それからジワジワ実感が湧いて、やっとうれしくなってきました(笑)」
伸びのある歌声を披露し、切なく染みる良作に仕上がった今回の楽曲。すでにSNSなどではファンから大きな反響が寄せられているそうだ。
また、よりインパクトのある楽曲を、とのコンセプトのもとで“浮気”をテーマに制作されたという今回のデビューシングル「世界が終わるその瞬間だけは」では、自身初の作詞にも挑戦している。
「最初は自分のイメージにあまり合わないんじゃないかとも思ったんですが、強い浮気のようなイメージではなく受け身なイメージなら、もう少し自分にも合うんじゃないかと考えて歌詞を書きました。“浮気”だけではなくて、恋愛に対するいろんなイメージを聴いた人に持ってもらえる曲になったかなと思います」
毎月のように雑誌の表紙やグラビアで美ボディを披露してきた一方で、恋愛観などについて深く語ったことがなかった彼女。歌詞作りの難しさを改めて感じたという。
「もともと、自分の想いを表に出したり、人に伝えたりすることがすごく苦手なので。歌詞を書くのはすごく大変でした。サビの部分では『自分の強い思いをしっかり書いてほしい』と言われたんですが、それが最初はなかなかできず、最初から最後までずっと後ろ向きでネガティブな歌になってしまったので」
それだけに出来上がった楽曲は自身の恋愛観なども自然と強く反映された1曲となったようだ。
「基本的に受け身でネガティブな性格なのですが、やっぱり恋愛でもけっこうそういう部分があって……。そこは、かなり今回の歌にも出ているのかなと(笑)。あまり恋愛体質というわけではなく、そこまでたくさん恋愛してきたかというと、そんなこともないんですけど。お付き合いしていても自分が勝手にネガティブになって、受け身で尽くしてしまうタイプなので」
今後の活動については「目標としてはアルバムを作りたいというのと、積極的にライブをやっていきたいので、グラビアもですが、歌のほうも精一杯頑張っていきたいなと思っています」と語っていた。
4月18日に発売された「月刊サイゾー」4・5月合併号では、2.5次元モデルとしてあまつまりなが表紙を務めているので、こちらも楽曲と併せてぜひチェックしてみてほしい。
(写真・文/伊藤綾)
「世界が終わるその瞬間(とき)だけは」
あまつまりなのアーティスト名義、AMATSUが作詞を担当したデビューシングルが、3月30日にリリースされた。自身の恋愛観について深く語ったことがないAMATSUだが、この楽曲を通して新たな彼女の魅力を感じてほしい。
発売元:W Music Labels/価格:1430円(税込み)/発売中