――ダンスフロアからの新たな刺客。DARUMAとJOMMYの画期的音楽探究。
(写真/岩澤高雄[The VOICE])
――ここしばらくは、般若氏、kZm氏、渡辺志保氏と、さまざまなゲストに来ていただきました。今月は久々にダルジョミトークで上半期を振り返ってもらおう……と思ったのですが、これまたさまざまな事情でリモートでの収録となりました。とはいえ、長引くコロナ禍によってリモートで収録することも、今やなんの違和感もなくなった昨今ですが、DARUMAさんはどんな上半期でしたか?
D 相変わらずクラブには行けないので、音楽と映画の上半期だったかな。特に映画は良作だらけでした。こないだ『孤狼の血 LEVEL2』の試写会に行ってきたんだけど、めっちゃ面白かった。1作目はハードボイルド的な作品だったけど、今回はエンタメに振り切っていて、タランティーノ的な痛快さがありました。サイゾー的にもプッシュできる作品。あと、『映画大好きポンポさん』、『フィッシュマンズ』とか、かなり面白い作品と出会えましたね。
――ちなみにDARUMAさんは自宅観賞、劇場、どちら派ですか?
D いろんなことから強制的にオフれるので完全に劇場派です。家で見ちゃうと、何かあるたび止めてしまって没頭できなくなっちゃうんで。
――音楽はどうでしたか?
D 音楽はメジャーからアングラ、洋邦問わず、とにかくスポティファイで無数に新譜をチェックした半年間でした。それをどんどんプレイリストにぶち込んでフォルダ分けする作業。例えば「DANCE POP/ ROCK/ INDIE」「HIP HOP」「HOUSE〜TECHNO&OTHER」といった(プレイリスト)タイトルで。毎日のルーティンなんですけど、プレイリストを作る仕事があるので自分的にも重宝するんですよね。この半年を振り返ると……やっぱりヒップホップは粒ぞろいでした。若手の「新しいものを提示しよう」っていう動きに惹かれる。ただ、先日Zeebraさんとラジオで話す機会があったんですけど、「今の若い子たちはかわいそう」って言ってて。