キメ技「FATALITY」のモノマネでオファー殺到!? 芸能界唯一のプレイヤー(?)ハリウッドザコシショウが語る!『モータルコンバット』のキワモノすぎる魅力

――首を引っこ抜き、骨という骨を砕き、心臓を握り潰し、そして鳴り響く「FATALITY!」の声……。キメ技の残酷描写で知られるアメリカ産の格闘ゲーム『モータルコンバット』が4半世紀ぶりに実写映画化し、6月18日から全国の劇場で公開されている。

 日本から真田広之、浅野忠信という名優2人が出演していることもあって、本作は朝の情報番組などでも(諸々の事情を伏せた上で)注目の的となっている。そもそも、原作のゲームシリーズはグロすぎる描写のせいで日本では未発売のものが多く、国内ではコアなゲームファンにしか知られていない。

 しかしながら、欧米での人気はすさまじく、格闘ゲームとしてはあの『ストリートファイター』シリーズと比肩するほどの知名度を誇っているほか、同様の残酷描写で名を馳せた『サムライスピリッツ』シリーズも、本作の影響を受けたと言われている。

 そんな知る人ぞ知る『モータルコンバット』の魅力を探るべく、(おそらく)国内で唯一本作のモノマネを使いこなし、映画のPRイベントにも登壇しているお笑い芸人、ハリウッドザコシショウに話を聞いてみた。

――ハリウッドザコシショウさんといえば、レトロゲームのモノマネを得意とされていますが、最近は『モータルコンバット』のネタが話題になっているとか。

ハリウッドザコシショウ(以下、ザコシ) 以前、「勇者ああああ」(テレビ東京系)というテレビ番組で「誇張しすぎたFATALITY」というネタをやったんです。相手の尿道に手を突っ込んでガーッって引き裂いて、「FATALITY!」っていう……。それが、カットされずに、そのままオンエアされた時点でビックリしたんですけど、その後ツイッターでエゴサーチしてみたらすごく反響があって、『モータルコンバット』という作品が意外にも日本でこんなに知られていたんだなという驚きもありました。

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――『モータルコンバット』シリーズは日本で未発売のタイトルも多く、そもそも知名度が低いと言われていましたね。

ザコシ 「1」がスーパーファミコンで出たころ、「すんげー!Best10」(ABCテレビ)という、関西のお笑い番組でなだぎ武さんとユニットを組んで、『モータルコンバット』を題材にしたコントをやったことがあるんです。2人がケンカになって、最終的に「ダブルアームガッチャ!」って叫びながら、腕を引きちぎるというネタだったんですけど、これがまあウケなくて(笑)。「あー、全然通じないんだな……」と思ってたんです。当時のことを考えると、今こういうふうに映画の試写会に招待されて、作品についての取材を受けているなんて信じられませんね。

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