【BOCCHI。】つらいこともあったから……“おひとりさま。”にやさしい7人組

――デビューライブには100人のファンが集まったのに、次のライブの物販に並んだのは4人だけ!? デビューしたての新人アイドルグループ奮闘記。

(写真/田川雄一)

 緊急事態宣言発令中に万全の感染対策をとって開催された、都内のアイドルフェス。その出番終わりに、公園に集まって遊具の前でたたずむ彼女たちの名は「BOCCHI。」。昨年12月にデビューしたばかりの新人アイドルグループだ。メンバーは福丸雛、大嶋みく、澄川れみ、池田ゆうな、雪野まゆき、亀山キラリ、牧野みなたの7人。

 普段はアイドルらしいおそろいのきらびやかな衣装でステージに立っている彼女たちだが、この日のライブではメンバーがそれぞれ、うさぎやパンダなど、動物の衣装を身にまとっていた。世間に認知してもらうためには、なじみの衣装のほうがいい気もするが、そこには彼女たちのこだわりがある。

大嶋「グループの活動については、月に数回行うミーティングで話し合っています。コロナ禍でライブに来られないファンの方もいるので、ライブ前にリモートチェキ会を開いたりしています。今日の衣装もそうで、(池田)ゆうなが提案してくれました」

池田「せっかくなら、毎回同じ衣装より(替えたほうが)喜んでもらえるんじゃないかなと(笑)」

 ファン思いかつ戦略的に活動を続ける彼女たち。その背景には、デビュー直後の苦い思い出がある。

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2024.11.21 UP DATE

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