――ジャニーズやK-POPアイドルの振り付けを手がける傍ら、三浦大知のバックダンサーとしても注目を集めた彼らがこの10年、肌で感じてきた“ダンス文化”の変遷とは?
(写真/増永彩子)
世界的ダンサー? 聞き飽きた――。自らの楽曲でそうぼやくほどの“世界的”ダンスパフォーマンスグループ「s**t kingz(シットキングス/以下、シッキン)」。2007年にshoji、kazuki、NOPPO、Oguriの4人で結成し、10年、11年にアメリカ最大のダンスコンテスト「BODY ROCK」で連続優勝。ジャニーズやK-POPなど、著名アーティストのバックダンサーや振り付け、舞台演出を務めるほか、グループ単体での活動も行う。1月には、ダンスのための楽曲を制作して作り上げた見るダンス映像アルバム「FLYING FIRST PENGUIN」を発売したばかりだ。
バックダンサーこそがダンサー界の花形だった時代から、いまやダンスのためのアルバムがリリースされる時代へ。彼ら4人は、その変化を肌で感じている。
kazuki「テレビを見ればCMでも番組でもダンスを見ない日はないですし、ダンスが世の中に認められたのをめちゃくちゃ感じています。以前はダンスはダンサーが見るもののでしたが、最近は“見る専門のダンスファン”がすごく増えましたよね」