ベッドイン、乱闘、なりすまし、障害者……おバカでお下劣なだけじゃない! 海外発恋愛リアリティ番組の狂騒

――『テラスハウス』が根強い人気を誇り、最近は『バチェラー・ジャパン』がファンを増やしている日本。一方、海外から配信される恋愛リアリティ番組は、それらがヌルく感じるほどぶっ飛んでいる! 乱痴気騒ぎの過激なコンテンツから先鋭的なコンセプトのものまで、その“エクストリーム”な世界をのぞいてみよう。

『バチェラー・ジャパン』は9月からシーズン3が配信されている。

 2017年からAmazonプライム・ビデオで配信中の『バチェラー・ジャパン』。今年9月からはシーズン3が配信スタートし、話題となっている。カネも地位もあるイケメン独身男性=バチェラーをめぐり、25人の女性たちが戦いを繰り広げる婚活リアリティ番組であり、シーズン1に参加した読者モデルのゆきぽよこと木村有希はこの番組で知名度を高めた。

 もともと『バチェラー』は02年に始まったアメリカの大人気番組で、19年までにシーズン23が放送。アメリカ版のファンで、自身も日本版シーズン2に出演した海外エンタメ・ライターのLindsay(リンジー)氏は、その魅力をこう語る。

「ヘリコプターでデートをしたり花火を打ち上げたり、お金のかけ方がすごい。さらに、本国版は日本版と比べて女性の口が悪く、ケンカがドロドロ。みんな自信満々だから、フラれても納得できない表情が見てわかるところも面白いです」

 あからさまな色仕掛け、悪口、嫉妬して大号泣……そこまで感情をむきだしにしてバトルを繰り広げるのは、アメリカ版ならでは。さらに、本国版には日本版にはない仰天ルールも存在する。映画・番組企画制作プロデューサーの糸井美喜氏は、こう話す。

「表向きは番組終了までバチェラーは参加者とベッドインしてはいけないことになっていますが、過去に女性が抜け駆けしてカメラの見えないところでベッドインしてしまったケースも。最近では、候補者が3人に絞られた段階で、それぞれ合意の上で女性と2人きりで一夜を過ごすことができる“ファンタジー・スイート”というルールが設けられ、公認で体の相性を試す機会が与えられています」

 実際、濃厚なキス・シーンは当たり前。盛り上がって全裸で海に入り抱き合ったこともある。そんな過激な場面がありながらもアメリカ版は国民的人気番組となっており、シーズン22ではバチェラーがパートナーの座を勝ち取ったひとりの参加者にプロポーズした後、すぐ2番手に乗り換え、批判が殺到。ある番組ファンが街中の看板広告を買い占めて「今すぐ消えろ」とバチェラーに怒りのメッセージを送ったり、フラれた女性の地元・ミネソタ州の議員がバチェラーを同州に出入り禁止する法律を作ろうと動いたというトンデモ報道が出たりすることさえあった。

いつも水着姿の男女がビーチで乱痴気騒ぎ

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2024.11.21 UP DATE

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