『TOMOYO HARADA FIRST CONCERT TOUR―原田知世写真集』(富士見書房)
原田知世と田中圭がW主演するドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)が危機的状況になりつつある。
ドラマは原田と田中が演じる新婚夫婦が引っ越してきたマンションで、住民たちの交換殺人ゲームに巻き込まれるノンストップミステリー。しかし、初回平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第2話では6.5%に急落。早晩、打ち切り水準の5%割れとなる可能性もありそうだ。
「主演の原田知世に華がまったくないのと、脚本レベルが低いという指摘が多いですね。」(テレビ誌ライター)
深刻なのは、ドラマが2クール放送されるということ。半年も低視聴率ドラマを流し続けるダメージは大きなものとなりそうだが、なぜ日本テレビはこれほどリスキーな勝負に出たのだろうか。
その理由を日テレ関係者が解説する。
「海外に向けて積極的にコンテンツを売っていきたい局側の思惑が大きかった。日本のドラマが海外で売れないのは海外のドラマ枠が2クールなのに対して、日本は1クールが基本となっているから。実際、2クールで放送されているテレビ朝日系の『相棒』や『科捜研の女』はバイヤーに好まれ海外に輸出されています。若者の“テレビ離れ”が叫ばれるなか、テレビ各局は海外に新たな収入源を求めてきている。その実験的な意味合いもあったのですが、『今日から俺は!!』『3年A組』が連続ヒットした後でこれほどの不人気となったのは大誤算でした」
果たして、『あな番』が海外で放送される日は来るのだろうか。