2017年に放送されたアニメ『THE REFLECTION』。長濱監督はこの仕事を振り返り、書籍『スタン・リーとの仕事』(洋泉社)も上梓している。
――72年にアメコミ制作の最前線からは退いたスタン・リーだったが、晩年も日本とのコラボ作品を数多く発表していた。そんな作品群をご紹介。
1969年に「月刊別冊少年マガジン」で連載開始した池上遼一作画のマンガ『スパイダーマン』(講談社)が、78年には東映が制作したテレビシリーズ『スパイダーマン』が放送を開始。だがこれらは独自の設定を盛り込んではいるものの、あくまでマーベル・コミックスからの翻案作品であり、スタン・リーが、日本のクリエイターとがっぷりと組んで作品を作り始めるのは、2008年以降。