【小川紗良】×【堀田真由】に脚本家が挑む! 脚本に納得がいかない時、私は○○する――ネクストブレイク必至俳優がガチンコ映画トーク

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――雑誌サイゾーのカルチャーページで取材をした小川紗良と堀田真由。2人とも20歳前後ながら俳優としてドラマや映画で活躍し、ネクストブレイクを待っている状態だ。方や早稲田大学で映画論を学ぶ小川、方やカット割りにまで踏み込んで映画を読み込む堀田。映画やドラマに制作視点を持って臨む2人の若手俳優に対して、映画監督の入江悠と共に映画メルマガを発行する脚本家の林賢一が根掘り葉掘り映画論を聞いた。

(写真/河西 遼)

林賢一(以下、) 小川紗良さんは22歳という若さながら、俳優としてだけでなく監督としても活動されています。また、堀田真由さんは映画のカット割りに強く関心を示すなど、お2人とも出演するだけでなく映画製作そのものへの興味がお強い。本日は、そんなお2人に、どうやって映画作りに向き合っているのか、放送作家から脚本家に転身した私が、存分に聞いてみたいと思います。そもそも、同世代の俳優と話す機会は多いですか?

小川紗良(以下、小川) 私はあまり同世代と対談というのはないですね。

堀田真由(以下、堀田) 小川さんは監督もされるとのことなので、今日は緊張しています。

 まず俳優を目指すきっかけになった映画はなんでしょう?

堀田 私は『るろうに剣心』です。

小川 え、アニメですか?

堀田 そちらではなくて、佐藤健さん主演の実写版『るろうに剣心』(2012)です。俳優を目指すまでハマった映画がずっとなくて。それまでは『ハリー・ポッター』シリーズとかを母と映画館に観に行くというくらいで、映画の世界にハマるまではいかなかったんですけど、『るろうに剣心』を観終わった後、いい意味で体が重くて。座席から立てないような衝撃と共に、自分がこの作品の中にいないことに「あれ?」みたいな感じになってしまって。そこから『るろうに剣心 京都大火編』(14)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(14)と3部作を観に行って、俳優になるきっかけとなりました。

 それまでイチ映画ファンだったのが、『るろ剣』で変化したんですね。

堀田 映画やドラマ自体をそれほど観ていたわけではなかったし、どちらかというと興味がない世界でした。「私はそこに入る人じゃない」と思っていたんですけど、何かが変わったんです。

小川 具体的に『るろうに剣心』のどこにグッときました?

堀田 日本でもこれほどのアクションだったり、大きいことができるんだ、ということにびっくりしました。インタビューなどを読んだりすると、役者さんの役作りもすごいなぁ、と思って。

小川 私は映画ではなくアニメなんですけど、親が好きだったので小さい頃からアニメの『ガラスの仮面』(日本テレビ)を観ていて。その影響で小さな頃から俳優業に憧れはありました。映画でいうと、私も意識的に観るようになったのは俳優業を始めてからで、最初は岩井俊二監督の作品をたくさん観ていました。あとは蒼井優さんが出ている作品とかを追ったり。

 小川さんが監督をやられるタイミングというのは、俳優とどっちが先だったんですか?

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