セクハラは序の口!? 横暴・瀬古総監督にマラソン界が右往左往

不祥事連発のスポーツ界

今年に入ってから、レスリング、日本大学アメフト部、ボクシング、体操、バスケットボールなど、さまざまなスポーツで問題が勃発している。中には全日本剣道連盟の不正な金銭授受問題やカヌー選手が飲み物に薬物を混入させた事件など、これまではさほど注目されていなかったマイナーなスポーツでも、事件が取り沙汰されているが……。

ちょっと複雑なMGCのシステムだが、ウェブサイトで丁寧に解説されている。

 資金の不正利用やドーピングやセクハラ・パワハラなど、2020年に開催の東京五輪を前にして、日本のスポーツ界の不祥事が注目を集めている。これまではクローズアップされてこなかった大小の事件が話題となり、その背景にある権力構造やスポーツ業界全体のマネジメント問題までもがあらわとなっている格好だ。スポーツライターが、声を潜める。

「もともとアマチュアスポーツ界は運営にブラックボックスが多く、上下関係が厳しいので、今の世間の基準では確実にアウトなセクハラ・パワハラも当たり前。少し前ですが柔道でも金メダリストの内柴正人が準強姦事件【1】を起こしましたが、彼も最初は法廷で『(被害者との性交渉は)合意の上だった』と発言していた。スポーツ業界は世間の感覚とずれていて、『何が悪いことか』という自覚が欠けている。各スポーツの協会関係者は『次はウチでは……』と戦々恐々としています」

 今、週刊誌の記者たちは次はどっちの畑だ、とアマチュアスポーツを狙いにいっている状態だ。

「8月頃から、ある元メダリストで協会の有力人物によるパワハラが噂となり、各誌の記者が動向を追っているようです。世間からの品行方正なイメージとは裏腹にかなり派手に遊び回っているようで、奥さんも芸能界関係者なのでネタとしても大きい。で、そろそろ彼の記事が出る頃かと思っていたら、ウエイトリフティングのパワハラが問題に。他の協会のネタを週刊誌などにリークして、自身の協会への目をそらそうとしている人がいたなんていう噂が出たほど、各協会内部が疑心暗鬼に陥っています」(スポーツ業界関係者)

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