さすがは“失敗しない女”だ。
10月11日にスタートした米倉涼子主演のドラマ『リーガルV 元弁護士・小鳥遊翔子』(テレビ朝日系)の初回平均視聴率が15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。
米倉主演の大ヒットドラマ『ドクターX』シリーズと同枠で放送された今作は、米倉演じる資格を剥奪された元弁護士の小鳥遊翔子が、弱小弁護士らを率いて大手弁護士事務所を相手に勝訴に向かって突き進んでいく物語。8日に放送された織田裕二主演のフジテレビ月9ドラマ『SUITS/スーツ』の初回視聴率14.2%を上回る好発進となった。
「『ドクターX』の色が付くことを嫌った米倉は、『(ドクターXは)忘れてもらいたいんです』と語り、大門未知子のイメージを払拭するように“人生最短”のショートカットにイメチェン。女性誌のインタビューでは『視聴率が悪かったら脱ぐかも』と言い切るほど、今作に賭けています。高視聴率で脱ぐ可能性がなくなったのは残念でしたが(笑)」(テレビ誌ライター)
とはいえ、テレ朝サイドの本命はあくまで『ドクターX』の続編制作。『リーガルV』が高視聴率といっても、『ドクターX』シリーズの初回視聴率は第1シリーズの18.6%を除けば、いずれも20%超えとなっている。それでも米倉は『ドクターX』を頑なに拒否しているという。テレビ関係者が耳打ちする。
「テレ朝サイドとは、『リーガルV』の視聴率が良かろうが悪かろうが、シーズン2までは制作するという約束が交わされているといいます。その代わり、『ドクターX』では1本500万円とされる米倉のギャラは、『リーガルV』では300万円に減額されている。一刻も早く『ドクターX』の新シリーズに取り掛かってもらいたいテレ朝ですが、米倉にヘソを曲げられては困るため、この条件を飲んだといいます」
もっとも『リーガルV』は、医者が元弁護士に代わっただけで、『ドクターX』とはほとんど変わらないとの指摘もあるだけに、視聴者としては面白ければどっちでもいい!?