悪質タックルの日大、セクハラ教授の早稲田、etc……危険な大学図鑑2018

――こちらの記事では、前記事「東京医科大学の補助金1億5000万円は少なすぎる!?――ヤバい大学はなぜ生まれる? 問題の裏にある歪な構造」で触れた大学4つを、最近の不祥事や年間収入などと共に紹介する。
※学生数と初年度納入金合計は 「週刊東洋経済臨時増刊 本当に強い大学2018」(東洋経済新報社)を、年間収入は各大学の決算報告書を参考。

(絵/かつまたひでゆき)

■周知の事実だった名物教授のセクハラ
早稲田大学

[創立年]1882年
[学生数]4万9589人(2017年)
[初年度納入金合計]116万~174万9000円
[年間収入]1544億円(2017年)
[最近の不祥事]渡部直己・元教授のセクハラ、早稲田大学交響楽団のパワハラ・金銭トラブル

文壇タブーとされていた渡部直己氏のセクハラ。もともと、被害者女性は口止めしようとしてきた教授以外にも、いろんな関係者に相談していたが、結局、「プレジデントオンライン」が記事にするまでは、誰もこのことについて触れることはなかった。ちなみに、早稲田大学交響楽団のパワハラ問題もすでに学内のミニコミ誌では取り上げられていたという。

(絵/かつまたひでゆき)

■裏口入学の1億5000万円の意図とは?
東京医科大学

[創立年]1916年
[学生数]1350人(2017年)
[初年度納入金合計]193万5500~757万8700円
[年間収入]1276億円(2017年)
[最近の不祥事]文科省前局長息子の裏口入学、 女子と3浪以上受験者の一律減点

神奈川歯科大学以来、14年ぶりの大学経営幹部が関与する裏口入学事件……だけで済めばいいものの、その後、女子と3浪受験者を一律減点で合格を阻止するという、さらに上をいく問題が明るみに出た。09年にも博士号を得た大学院生から謝礼名目として、教授ひとり当たり十万円の現金を受け取っていたことが発覚したが、当時学長だった臼井氏が強引な手腕でウヤムヤに。

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