『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。: ルミ子の勝手にサッカー学』(東京書籍)
NHKが6月19日に生中継したサッカーW杯の「日本対コロンビア」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の平均視聴率が48.7%を記録した。瞬間最高視聴率はなんと55.4%。NHKも、さぞかしウハウハと思いきや、どうにも頭が痛い事態が起きているという。
「NHKのW杯放送時、これまでほぼ毎日アシスタントMCとして出演していた佐藤美希の姿がなかったのです。佐藤はホリプロ所属のタレントで、サッカー知識はほぼ皆無。そのためか、前々回の優勝国であるスペインについて、『なぜ優勝から遠ざかっている?』と質問したり、ウルグアイのFWカバーニをゴールキーパーとして紹介するなど、ミスを連発。ゲストの元日本代表・森岡隆三氏の名前も間違えるなど、サッカー番組に出演していいレベルではなかった。当然、視聴者からも『なんでコイツを起用した』『観ていてイライラする』と批判が殺到したことで、国民が注目する日本戦では起用されなかったのかもしれません」(テレビ関係者)
そんな佐藤への批判の“流れ弾”に被弾したのが、あの人だった。SNSでは佐藤の降板を求める声とともに、「小柳ルミ子のほうがマシ」というコメントが相次ぎ、それに反応したアンチが、「いや、小柳だけは勘弁してくれ」と制止するなど、言い合いが始まる場外戦が勃発したのだ。
「小柳はいまや本業の歌手以上に、芸能界のサッカー通としてテレビで引っ張りだこです。年間2000試合観ているというだけあって、サッカーを観る目はなかなかのもの。日本戦ではPKで得点した香川について、試合前に『ボックス内でもっと仕掛ければ何かが起きる』と語り、PKでの得点を予言していました。また、ベルギー対パナマ戦でも、前半0-0だった展開を観た彼女は、『後半ベルギーが2点取る』と語ると、立て続けに2得点。その後、3点目も入ったので的中とは行きませんでしたが、サッカー通の面目躍如でしたね。シロートの佐藤との引き合いに出されるとは、小柳からしたら不本意でしょうね」(週刊誌記者)
サッカーが何人で行うスポーツかも知らず、「キング・カズ」こと三浦知良すら知らなかったという佐藤。テレビに出る前に、まずは小柳くらいサッカー観戦したほうが良さそうだ。