恋愛経験は無いよりあったほうが良い――【西野七瀬】ふたたび……?

『西野七瀬』

5月19日、乃木坂46の西野七瀬とテレビディレクターとの熱愛が「週刊文春」(文藝春秋)によって報じられた。しかし、まったく話題になっておらず、ひょっとすると皆、西野が主演した『電影少女』(テレビ東京系)の話だと勘違いしている可能性が高い。


「トーシロは黙ってろや!」

 担当編集とLINEのやりとりをしている最中、私は思わず声を荒らげ、いしだ壱成のツイートばりの暴言を吐いた。今回のマイフレンドを誰にするか決めていたところである。ローラ、倉科カナ、思いきって松居一代とか? そんな時、担当から驚愕の返信がきたのだ。

「西野七瀬どうスか?」

 西野七瀬? 乃木坂46の? 何かした? これほどのタマなら、私レベルの一般人でもとっくに耳に入っているはずだ。知らないはずはない。そもそも私は、会社にいる時間の大半をヤフトピチェックに費やしている男である。窓際の西国分寺ちゃんをナメてもらっては困るのだ。

「西野七瀬が、あにしたっていうだよ!」

 怒りのあまり、もはや志村口調である。ただ「キレる時は、100%こちらに非がない時だけ」が信条の私だ。ここはひとつ、ちゃんと調べてから責めようではないか。かくして検索したところ、あっさりとひっかかったのである。西野七瀬とテレビディレクターとの熱愛報道が。どうやら文春砲のようだ。

 思うところはいろいろあるが、まずは私の無知からの非礼を担当に詫びた。ただ、先ほどからの私の暴言は心の声なので、担当には一切伝わっていない。よってキョトンとしていた。非難されているのに謝らないのは世間を騒がせるが、非難されていないのに謝るのは世間を困惑させるだけである。

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