訪日観光客による性の爆買いの実態とは?――ハメたくてアフリカから来日!?海外で紹介される日本の性風俗

2020年に東京五輪を控えた今、中国人観光客が「性の爆買い」という名のもとに、風俗店に殺到しているといわれているが、彼らは一体、どこで日本の風俗を知ったのだろうか? ここでは海外のガイドブックやネットメディアなどで紹介される、日本の風俗情報を見ていきたい。

『歌舞伎町案内人』(角川書店)

 訪日観光客は2013年から毎年1000万人を超え、“インバウンド”の名を冠したサービスが乱立しているというのは、街を歩けば容易にわかるだろう。

 11年から円安が始まり、ビザが取りやすくなった影響で日本に来やすくなったとのことだが、最近の観光客たちの間では、京都の寺社仏閣などといった、「ありきたりのスポット」だけでは飽き足らず、我々日本人もよく利用するカラオケやマンガ喫茶のような日常的な場所にも注目が集まっているようだ。

 さらに、そんな「日本人の日常」を味わう傾向に合わせてか、己の欲望を包み隠さず楽しむ観光客も多いようで、数年前から中国人観光客による風俗利用、いわゆる“性の爆買い”が話題だ。

 外国人(と、いうか主に中国人)による風俗利用に関しては、「嬢に対して強引でマナーが悪い」など、ネガティブな面ばかりが報じられているが、そんな彼らのプレイの内容よりも、気になるのはプレイ前……一体、彼らはどこで日本の風俗を知ったのだろうか?

 まずは旅のお供、旅行ガイドブックを見てみよう。海外で出版されているガイドブックには「売春は伝統的にYoshiwaraか、花街で行われてきたが、最近は“soapland(もともとは“turko”と呼ばれていたが、80年代にトルコ政府の要求の結果、新名称のこちらが定着した)”で、人々の性的な欲求とカネが渦巻いている」(『Culture Smart!』)や、「Kabuki-choは日中はおとなしい街だが、日没後には豹変して、いかがわしいホステスクラブ、ストリップ小屋、ポルノ映画館、のぞき小屋、そして売春宿(“Soaplands”と称される)のネオンライトに火が灯る」(『Insight Guides』)などなど。

 さすがに、海外の書籍なだけあって、風俗店が個別に紹介されることはないが、歓楽街のイメージと、その中に存在する代表的なスポットとして、風俗店が挙げられている。

 そこで、インターネットに目を向けてみると、海外の好事家が作成した『Japan Night Life Guide』などといったタイトルの、Kindle版電子書籍がある。読んでみると、のぞき小屋やストリップなどジャンルの記述が中心だが、ニューハーフ専門店などマニアックな店舗の紹介もあり、また風俗だけでなくクラブやナンパの仕方が紹介されている。

 日本だと「海外夜遊び観光ガイドブック」的な本も出版されているが、その海外版電子書籍といったところか。ただ、これらの電子書籍は、外国人の入店は不可能なピンサロも紹介されているなど、日本国内の風俗ガイドと比べると、実用的ではない。実際に入店できるお店の情報は、どこから仕入れるのだろうか?

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