映画『氷菓』公式サイトより
アニメの話だけで済めばいいが……。9月25日、人気アニメ『けものフレンズ』(テレビ東京系)を手がけた、たつき監督が制作から外れることを自身のTwitterで発表し、大騒動となっている。
「たつき監督は『残念』と述べ、解任された理由について、アニメの権利を持つ『カドカワさん方面よりのお達しみたい』だったと説明したため、ファンは大激怒。同社には抗議電話が殺到し、東証のKADOKAWA株も軟調に。すると2日後に、製作委員会が声明を発表。『アニメーション制作を担当していたヤオヨロズ(たつき監督の所属会社)側に、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用があった』と反論し、両者の言い分は食い違いを見せています」(芸能ライター)
製作委員会が声明を出した後も、依然としてKADOKAWAへの批判は収まらず、同社のウィキペディアには「指定暴力団」「爆破するしかないところ」といった過激な書き込みが1分ごとに更新される始末。あげくには、KADOKAWAの関連商品の不買を呼びかけるツイートが拡散し続けている。
そんな中、戦々恐々となっているのが、角川映画に出演するタレントを抱える芸能関係者だという。映画ライターが明かす。
「11月3日に公開される山崎賢人と広瀬アリスのダブル主演の『氷菓』は、2012年にアニメ化されたことで熱狂的なファンも多い。実写化するにあたって配給のKADOKAWAも、かなり力を入れていた。もし、『けものフレンズ』ファンの不買運動が想定以上の広がりを見せれば、実写作品までも敬遠されてしまう可能性もあります。正直、関係者らは“勘弁してくれ”という心境でしょう。また、『氷菓』には“顔面パンティ不倫”で話題を呼んだ斉藤由貴も出演しています。『けもフレ』と『セフレ』で足を引っ張られるとは、皮肉なものですね」
若者から絶大な支持を受ける山崎&広瀬コンビによるミステリー映画。もし、コケたとしたら、その謎はあっさり解けそうだ。