(写真/尾藤能暢)
[今月のイケメン]
阪本奨悟
芸能界のイケメンに、ルックスと仕事の関係を尋ねてきた本連載も、今回が最終回。ラストを飾るのは、17歳で一度この世界を去り、15年に再び芸能界の舞台に戻ってきた阪本奨悟さんです。
──阪本さんは、デビューしたのがすごく早いんですよね。
阪本 小学生のときに母親に勧められてこの世界に入って、『テニミュ』に出たのは14歳でした。当時は歴代でも最年少で、『テニミュ』のカンパニーでは年上の方ばかりなので、ちょっといたずらしても「可愛いからいいよ」って許されたり(笑)。本当に優しい人ばかりでした。
──あまり社会を知らない頃から芸能の世界で経験を積んだことで、逆に勘違いしてしまったことはなかったですか?
阪本 ありましたね。高校2年のときに、今までの自分を否定したくなったんです。小学生でこの世界に入ってお仕事もたくさん頂いてきた中で、突然、このまま今の世界しか知らないでいいのか?っていう考えになって。このままじゃ、自分がかっこよく思えないと感じて、いったんこの世界を離れることにしました。
──「自分がかっこよく思えない」という思いから、その決意に至ったのはなぜですか?