「安かろう悪かろう」では結局ゴミになってしまうが、そもそも本当にいるか? と思ったり。
「AneCan」(小学館)を筆頭に、女性ファッション誌の休刊も目立った2016年。一方で、14年に発行元の事業停止から休刊するも復活を果たしたギャル雑誌「小悪魔ageha」(主婦の友社)が好調なことなど、明るいニュースもちらほらと聞こえてくる。
そんな女性ファッション誌界において、「売るための武器」として重宝されているのが「付録」である。その背景には、とりあえず付録でそれなりの売り上げを上げている限りは銀行から融資を受けられるため、やめるにやめられず、自転車操業的な状態に陥っている会社が多いという事情も。もっとも、すでに付録頼みではいられないところまで来ているという見方もある。
「今は付録で話題になるのも1カ月に1点あればよい方。需要は確実に減少しているように思います」(書店員)