――プロレスは受け身が基本でも、女子プロ再燃のためなら自発的に! 華麗なる経歴を持つ女子レスラーの素顔
(写真/若原瑞昌・D-CORD)
「同じ女性がキーキー叫びながら戦っている姿を、見ていられなかったんです」
初めて女子プロレスの試合を観たときのことを、そう振り返る雪妃真矢。見ていられない――。しかし、それを大きく上回る感動があった。プロレスにのめり込むのに時間はかからなかった。
フェリス女学院大学卒業後、地元の銀行に就職した。誰もが羨むエリート人生を歩んでいたが、突如銀行を退職し、女子プロレス団体〈アイスリボン〉の門を叩く。